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■2002年11月26日(火)  新しい人
 今日の朝、数ヶ月前、本人と一緒に「あっぷる」の通所を前提とした面接を行った母親からの電話連絡がありました。「今日から娘が行くと思いますので宜しくお願いします…」退院後の自宅生活、その日常へのアクセントとして作業所の活用を考えていた母子ですが、なかなか自らの障害や病を引きうけて、この場所に属する事に納得のいかない日々が連続していた様子、突然の電話は既に娘がこちらに向かってる事を伝えるものでした。
 
 しばらくぶりの彼女「家でずっといてもなかなかよくならない、私は人と人の人間関係や極度の緊張感にとらわれて動けなくなる。けれどやっぱり人の中でしか解決出来ない問題、カウンセリングを週に1回受けても、それ以外の日の過ごし方や誇りみたいなものが手に入らない…、暖かい毛布ではあるけれど…ここに通う事を決めました」そう呟いた後、初めてのお弁当作業に向かう彼女の姿がありました。新しい人の新しい一日、静かにみんなで見守る事が出来ればと思います。

■2002年11月25日(月)  小規模法人への問い合わせ
 今週の金曜日から土曜日にかけて東京の小規模通所授産施設と社会福祉法人化に関しての研修会に出向く予定としています。それに連動してか最近この問題に関しての問い合わせが多々あります。近い場所から海を渡った場所から、HEARTLANDの法人化の途中経過やそれに付随する諸問題へのコメントを求められていきます。話せば長いやりとりを簡略に伝える事は時に困難でもあり、嬉しいやら難しいやらで複雑な思いがします。されどこの問題への関心は尽きることがなく、どんな風にそれぞれの場所が未来を描けば良いものか…そんな色合いの中に会話が続いていきます。
 明日は通所しているメンバーの母親を訪ねての朝、なかなかこの場所だけでは問題の解決がなされない時や、この場所に通う本人やその家族にとって互いに認識した「明日さがし」が難しくなってもいきます。地図は現地ではない…、そんな事をふと思いながら時間の工面をして出掛けていくことの必要性を感じます。
 トレーナーのパンフレットが完成間近、進みゆく冬の中、整い次第販売の体制をみんなで作って行ければと考えています。

■2002年11月23日(土)  京都から
 京都の懐かしい人からの連絡がありました。京都の街、大学を出てすぐに勤めた知的障害児の施設、その時に同じく職員として勤務していた人からのものでした。激しかったあの頃の時代、まだまだ処遇の問題や障害を抱える人達の人権みたいなものに対して、福祉やその施策が追いついていない、そんな時代の中での日々でもありました。福祉の先進地と呼ばれる京都や滋賀、その最先端とされる良き部分の裏側で、実に現実的すぎる構造の中の欠陥や日常の現場での問題点が未解決なまま山積みされていた、そんな時代でもありました。あれから数十年、それぞれに立つ場所が違っても向かい合う日々は変わりありません。施設を退職から数年、社会福祉法人の通所授産施設の園長として彼の日々はあります。法人施設の弊害みたいなもの、福祉が大きくなりすぎて遙かに人を追い越している部分、悪しき慣習と慣例みたいなもの、自らが上に立つ立場となった今、新しい問題に直面する日々でもある、そんな話を交わしていました。
 
 先日開催した「徳島地域福祉を考える」座談会、永田町や国会の構造改革と同様に、なかなか本質の部分へのてこ入れは行われず、末端からの「ぎりぎり」の発信が続けられるばかりの観はこの「福祉業界」とて同様です。財源的にもう一度ははじけるであろう福祉、改めて「税金」としての福祉運営やその基盤に費用対効果の問題も語られていくべきはず、大げさ話になりやすい論議でもありますが、せめて敏感に今をつかまえる事に時間をさきたいと思います。

■2002年11月21日(木)  徳島市広報課からの取材
 先日、徳島市の広報課から連絡を頂き、12月の障害者の日にちなんでの活動紹介を、市の広報に掲載して頂ける事になりました。担当の方との原稿や写真のやりとり、地域という言葉と障害者の作業所、市民との共同みたいなもの、色々なキーワードを基としての誌面作りのコンセプトを聞かせて頂きました。色々な場所や関係機関からの広報紹介があいついてHEARTLANDに届けられてきます。店頭でのお弁当販売を始めてかれこれ3年、この場所が何の場所であるのかを知って頂く機会にはいつも感謝の気持ちで一杯になります。
市の広報は12月上旬に発行の予定との事です。
 今月の末、東京での小規模法人の関する協議に参加する事になりました。今全国で吟味されている問題、法的な部分や制度の問題、メリット・デメリットも含んで再度この機会に考えてみたいと思います。法的に整備される、その部分のみではなく、いかにその地域や市民の方々と共同していけるのか、その問題に時間を費やしていく事の方がより現実的である事に違い在りません。日々の活動とそこからの発信、まだまだ何かを模索し発信していかなければならない障害者地域共同作業所の今なのかも知れません。

■2002年11月20日(水)  眉山ライオンズクラブ 三木さん 由利さん
 眉山ライオンズクラブの三木さんと由利さんが久し振りに「あっぷる」を訪ねて下さいました。先日開催したコンサートと地域福祉を考える集いのお祝いとお礼との事、わざわざ足を運んで下さっての時間となりました。今家屋の前に掛かっている大きなHEARTLAND・「あっぷる」の看板、そしてみんながくつろぐ1階のフロアーの内装、2年前の連絡「障害者地域共同作業所への何か支援を行いたい…」そんな申し出から眉山ライオンズクラブがチャリティーを行い、その収益金を持って看板の設置や内装のクロス貼り、床のフローリング等の改修を行って下さった経緯がありました。「新しい人ばっかりやな…」本当に久し振りの来所と互いの挨拶は笑顔に包まれてのものでした。厳しい運営費の日常、看板や内装工事等はこういったご厚意に基づかなければとても賄えない作業所の台所事情、突然の申し出を契機として今も変わらない支援を運んで下さっています。その事にあらためて感謝の気持ちをお伝え出来ればと思うばかりです。

 「あっぷる」店頭西山きんこさん作のカレンダーを販売する事になりました。素敵な言葉と素敵なイラスト、来年のカレンダーを店頭で販売しています。ご希望の方は「あっぷる」までお問い合せ下さい。カレンダーはきんこさんのWEbでも取り扱っています。

 きんこさんWEB  http://www1.linkclub.or.jp/~kinko/index.html

■2002年11月19日(火)  県民活動プラザより取材
 徳島市にある県民活動プラザからHEARTLANDの取材を受ける事になり、発行される広報誌に「あっぷる」の活動が掲載される事となりました。今日は午前中、その取材という事で株式会社ココア堂の荒瀬さんに活動の沿革や内容を話する機会となりました。色々な角度からこの場所を広報して頂ける事をとても嬉しく思います。発行は2月頃とか、広い範囲への配布や銀行やコンビニ等での設置も考えておられるとの事です。
 
 とくしま県民活動プラザ http://www.plaza-tokushima.com/

 午後からは先日開催した徳島の地域福祉を考える集い・コンサートにご協力を頂いた方々や関係機関への挨拶回りのの時間となりました。新しく出会えた方々、ずっと以前から活動への支援を下さっている方。無事に終える事の出来た1日と日頃の感謝を伝えての時間となりました。HEARTLANDのトレーナー販売も間もなく開始、パンフやWEBでの販売の準備が整い次第スタート出来ればと思っています。

■2002年11月18日(月)  Let Me Roll It
大阪ドームで今夜はPaul MaccartneyのLive  Driving Japan
そして一昨年に逝った母の命日、終始Beatlesの音楽が流れていたその人生に
今宵の唄を静かに届けたいと思います。

■2002年11月17日(日)  ヒダノ修一&ミッキー吉野コンサート 徳島の地域福祉を考える
 昨日、徳島市内の教育会館でヒダノ修一&ミッキー吉野コンサート・徳島の地域福祉を考える集いが無事に終了しました。昼の座談会はかれこれせ200名、夜のコンサートに至っては会場いっぱいの方々が集い、にぎやかな中にも意味ある時間が流れました。
障害者地域共同作業所という場所からの発信、2月の全国大会を受けての第二弾としての今回の取り組み、地域で暮らす事への社会的な作業所の役割も、こういった事業を行っていく事で周囲の見られ方や認知のされ方が変わっていきます。「あえてしんどい事もせんかったらいかん」太陽と緑の会杉浦さんの言葉が響いていました。

 夕刻のHEARTLANDチャリティーコンサート、終了後の打ち上げの席にはフランクなヒダノさんとミッキーさんを囲んでの時間、素敵な音楽とプロフェッショナリティーは言うまでもなく、それ以前にとても素敵な「人」でもありました。今回のコンサートの趣旨をご理解頂いての公演、どんな分野であっても「人」としての奥行きやその素晴らしい言動に感動を覚えました。大きな人程、本当に自然にさりげなく在ることの深さを感じていました。コンサートはHEARTLANDの同窓会的な時間でもあって、日頃ずっと活動への支援を下さっている方々との再会でもありました。
 集まって頂いた大勢の方々に感謝したいと思います、本当にありがとうございました。

■2002年11月15日(金)  きんこさん トレーナー・バッグ販売
 きんこさんのイラスト、神戸の百番目のTシャツ製作のトレーナー・トートバッグがHEARTLANDに届きました。明日のコンサート会場で早々に販売、現在製作中のパンフレットが完成次第、販売を始めていきたいと思っています。このページでもTシャツ同様にネットで販売が出来る形で広報が出来ればと思っています。パンフレットのご希望がありましたらメールでHEARTLANDまでご連絡下さい、お待ちしています。

 ◇販売価格 トレーナー各種2500円(税込) トートバック1000円(税込)

明日のコンサート・「徳島地域福祉を考える集い」の前日打合せを会場となる教育会館で午後から行いました。いよいよ明日、たくさんの皆さまのお越しをお待ちしています。

■2002年11月13日(水)  コンサートが秒読み
 いよいよ16日のコンサートに向けての準備が大詰めとなってきました。当日の演奏者、ヒダノ・ミッキー吉野さんのマネージャー浅野さんとの最終確認、会場の音響を担当して下さっているモウブの多田さんとの打合せ、当日の準備物品や役割の確認等、忙しい日々が週末まで加速度的に続いていきそうな様子です。何とかみんなで楽しい時間になればと願うばかりです。当日は昼間に「徳島の地域福祉を考える集い」も同時開催、冬の時代の今、障害者地域共同作業所を含む私たちの周囲の状況に関して、今一度再考してみたいと思っています。

 きんこさん、神戸の百番目のTシャツとの共同作業の下、準備を進めていましたトレーナーと今流行のトートバックの商品が間もなく到着、16日のコンサート時をかわきりに、いよいよ販売が始まっていく事になります。冬物を希望される方にようやく届けられる、そんな準備も整ってきました。トレーナー・バッグの販売についてはこのページでも近日中にお知らせが出来るものと思っています。お楽しみにお待ち下さい。

■2002年11月12日(火)  愛媛・新居浜 ほいふくの会
 久し振りに愛媛の新居浜を訪ねての時間となりました。新居浜市、その街の中で真摯に地域の活動を行ってきた障害者地域共同作業所「花工房」その運営母体でもあるほいふくの会(保健・医療・福祉の頭文字)色々な立場と色々な職種からの構成メンバーの方々を前に地域作りや地域おこし、障害者の市民活動等についての話を行ってきました。
 
 場所が変わっても変わらないこの問題、どんな風に提案しどんな風に社会に求めていくのかは大切なテーマには違いありませんが、変わる事を求める以前に、関わる私たちがどんな風に内省作業を行い発信していくのか…鍵はその一点に集約されていくと思うのです。変わらない社会や通り一辺倒な偏見への意識を過敏にする前に、彼らに関わる私たち自身の社会化と所信表明みたいなものが大切な要素だと思います。
 高速道路の開通で短くなった距離、時間や距離を超えても変わらないものを考えていける、そんな明日からの活動に「力」を下さった今日の機会に感謝したいと思います。
 

■2002年11月10日(日)  トレーナー販売に向けて
 夏に好評をいただいた西山きんこさん作のHEARTLANDのTシャツ、「秋冬ものをぜひ作ってください…」そんな声が日増しに秋の深まりと共に運ばれてきました。Tシャツを通じてHEARTLANDの活動を知っていただけた事、この場所に集い来る精神に障害を抱えた彼ら自身の存在、一つのきっかけとして夏の忙しさは大きな「意味」を形成してくれました。
夏のTシャツの続編、今回もきんこさんの絵と神戸の百番目のTシャツプロデュースによるトレーナーの準備が進みつつあります。既に図柄や生地の色彩も決定、発注を神戸にかけて今月の中旬位には販売の形が取れそうな様子となってきました。お楽しみにお待ち下さい。
 
 いよいよ来週土曜日のコンサートと「徳島の地域福祉を考える集い」に向けての準備が最終の段階に入っていきます。当日のタイムスケジュールや役割分担への準備、関係機関やHEARTLANDの活動を支援下さっている方々へのご案内、コンサート準備と打合せの確認など、忙しさの中に土曜日を迎えそうな様子でもあります。来週は愛媛での講演も予定、あっちこっちを駆けめぐっての一週間となりそうです。
 

■2002年11月08日(金)  お礼の心をこめて
 今日も昨日に続いての謝恩企画、お弁当をお買いあげいただいた方々にみんなが作ったポテトと寄せ書きの紙を手渡しました。少し製造する個数が少ない今とは言え、あっという間に店頭・配達分を含めてお弁当が完売、昼前には既に売り切れ状態という変な弁当屋さん状態が続いています。いつもお弁当を買って下さっている上板町の老人ホームからのメッセージ「最初の頃はご飯もパサパサで…けれど今は美味しく楽しみにしています。今後も皆さん頑張ってお弁当を作って下さい…」そんな温かい言葉も頂きました。この場所が何らかの障害を抱えた人達が集いお弁当を製造しているという事実、その事を了解頂いた上での支援が今の「あっぷる」を形作る事に大きな力を下さいました。節目の今、始まったばかりの風景や道半ばの想いをみんなで確かめながら、また新しい暦を重ねて行ければと願っています。
 
 午後には神戸の百番目のTシャツからトレーナーのプロト商品が到着、みんなで眺めた後、最終的な色合いの確認や商品の決定をきんこさんと一緒に行いました。何とか今月の半ば頃には商品の販売が始められそうな様子でひと安心といったところです。
 徳島市の広報課からの連絡、12月に発行される徳島市のからの市報に「あっぷる」の活動を紹介して下さるとの事、月曜日に市役所にて協議する事になりました。「地域との関わり…」そのキーワードの下、「あっぷる」の活動を紹介して頂ける機会に感謝したいと思います。

■2002年11月07日(木)  店頭販売2周年 謝恩企画
 今日明日と「あっぷる」では店頭でのお弁当販売開始から2年が経過した事を受けての謝恩企画となりました。メンバーが午後から時間をかけて作った手作りのスィートポテト、粗品としてのジュースやコーヒーをお弁当を買って下さった方々に店頭で、配達先で手渡す風景となりました。メンバー・スタッフが手書きで書いた感謝のメッセージ、その文字を載せた紙も笑顔同封で届けました。

 障害者地域作業所、運営補助金が前提にあるお弁当作りであったとしても、多くの人たちの善意ある支援の中に日々の活動が継続できた事には違い在りません。最初は何の場所かも解らず不審な問い掛けもなされたあの頃、やがて看板があがりそれでもわかりにくかったあの頃、わずか10食足らずのお弁当作りから姿を見せ始めたあの頃、お世辞にも、作った側でさえ美味しいとは思えなかった出発の頃、それなりの時間の経過の中、当初から今まで、あるいは新しい人も含んでこの場所への支援や励ましが途切れる事なく今につながっていきました。あらためて今在ることに感謝したいと思います。

■2002年11月06日(水)  鴨島町・介護ショップさくら
 今日の午後に鴨島町に新規にオープンした介護ショップさくらを訪ねて、そこの新家さんとお会いしてきました。そもそもの連絡は先日に掲載された徳島新聞のHEARTLANDの記事を見つけられての事、数日前からTシャツの委託販売も含めてのご連絡を頂いていました。なかなか時間の都合がつけられず今日やっとの訪問、色々と活動の経過やHEARTLANDの福祉的状況等、商談(?)そっちのけでの話となりました。幾つも引き出しをお持ちの新家さん、自らの事、介護福祉や老人福祉の実情とその矛盾点、制度や法が進んでもなかなか埋まらないその隙間みたいなもの、自らの生業である「仕事」にリンクしながら熱い想いみたいなものを語ってくれました。ボランティアとしてのお手伝いをしたいと思ってもなかなか何処に言っていけば良いのか解らない状況、偶然みたいなきっかけ、色々と今後の活動やTシャツ等の販売も含めてありがたい言葉を運んで下さいました。

 お昼時、ひょっこらときんこさんが登場、昼食を囲んでの時間、メンバー全員も交えての和気藹々とした話、すっときんこさんの温かな空気がその場所を占めていきます。今思案・準備中のトレーナー販売企画、きんこさんのガイドでメンバーからの意見も色々と聞かれていました。既にきんこさんが決定している色に加えて、メンバー・スタッフみんなでの意見に基づいての新色の生地が今日決定となりました。神戸の百番目のTシャツとも連絡、何とか16日のコンサート時には販売が出来そうで嬉しい予感がします。
 その後メンバーたちは明日明後日の店頭販売2周年記念に手渡すスィートポテト作りの時間、日頃の感謝を込めた寄せ書きと共に明日お配りする予定にしています。

■2002年11月05日(火)  教育会館で打合せ
 11月16日の「徳島の地域福祉を考える集い」の現地打合せ会議が今日の午後に行われました。当日は夜の和太鼓のコンサートを前に、徳島の地域福祉の未来について、障害者地域共同作業所の明日についてみんなで考える時間が予定されています。
県下にある作業所約40ヶ所、各作業所の自主製品を持ち寄っての展示・販売も当日にはブースを設置して行われます。それぞれの場所からそれぞれの活動の発信、市民の方々も参加してのコンサーの序章として、それぞれの活動紹介がにぎやかになされる事と思います。

 「あっぷる」は今日はメンバーさんの「給料日」、僅かばかりの賃金の向こうに個々の明日を描いていくことはなかなか困難な事でもありますが、一人一人のメンバー自身の省みと自己評価も含んで重みのある「お金」とその意味でもあります。明日からは店頭での謝恩セールに備えてメンバーがスィートポテトを製造、木・金の謝恩セールに向けての感謝の気持ちを形にしていく午後の作業となります。

■2002年11月03日(日)  11月16日 「徳島の地域福祉を考える集い」準備会議
 11月16日の「徳島の地域福祉を考える集い」準備会議が徳島市内のきのこはうすで行われました。当日は徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会との共催事業として午後にそのプログラムを開催する予定になっています。今日は県下の各作業所から数名が参加、当日の役割の分担や事前の準備も含めての話し合いの時間となりました。徳島県市関係機関の後援も了承が得られ、いよいよ開催に向けての秒読み段階となってきました。

 冬の時代としての福祉財源、箱形福祉と呼ばれる事象に大量に投与されてきた資金、その事柄の費用対効果の問題、地域福祉の担い手として様々な活動を描いてきた障害者地域共同作業所の未来はあるのか無いのか、少し大げさな表現にはなりますが黎明期と呼ばれる今、その実の部分への検証をあらためて考えるそんな時間になればと思います。当日は香川県の四国学院大学松岡先生、県保健福祉部の方も同席の中、作業所から、親の立場から、そして障害者地域共同作業所の未来について…色々な立場や角度からその事柄を掘り下げて行ければと考えています。

■2002年11月01日(金)  今日から11月
 暦は今日から11月、早いもので夏の猛暑が遠い昔、急ぎ足の秋を通りすぎで冬が目前といった様子になって来ました。あっぷるは昨日の午後、毎月恒例の給料ミーティング、1ヶ月の給料をみんなの協議の中、それぞれの頑張りに応じて決定していく作業がスタッフを交えて行われました。参加する事の意義、お弁当作りを実際に行っていく細かい部分の出来る・出来ないの話、互いに評価する事の難しさと客観的に検証する事の難しさを常に感じざるを得ません。細かく細目に分けた賃金決定にも矛盾を感じるし、かと言ってみんな平等であることも不自然、そんな状況の中で月に一度の相互評価の時間となって行きます。
 昨日は阿南保健所での作業所指導員研修会、精神領域に限らず管内の知的障害の作業所の方々も多数参加されていました。作業所を囲む今の状況、その中で何をどんな風に考えていくのか、それはなかなか「しんどい」話ではあります。1時間以上の話の後の参加者からの声、「何か暗い話ばかりで…」そんな発言を返答されました。別に暗く悲観的になるために話をした訳ではないのですが、まぁ楽天的に行きましょう…そんなアンサーであったのかも知れません。
 けれど私たちの周囲は加速度的に動いています、脳天気に「楽しく」だけで成り立ってきた時代ではどうもなさそうな雲行きでもあるのです。冬の時代としての福祉、公の保証は財源的に破綻をきたし個々の自立を要求されています。作業所が生き残るのかどうか…、少し大げさではあったとしても、今私たちの身の回りに起きている出来事に敏感でなければならない、その事を伝えているつもりではあります。貧しくてもその場所がある事で、何とか日々を立たせている彼らの姿がある事実も私たちは充分に知っているはずです、そんな事を色々と考えながらの帰路でもありました。

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