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■2003年03月30日(日)  あっぷる 春休み
明日で今年度の最後の月3月も終わることになります。吉野川の川面を渡る風は春そのもの、一面菜の花に彩られた景色とふくらみ始めた桜の花が新しい季節の訪れを語りゆきます。あっぷるは明日から4月1日まで春休み休業となり新しい日々への充電期間としてメンバーそれぞれがしばしの休息の時を迎えようとしています。予定では今年度4月から社会福祉法人HEARTLANDへの移行、4年間の作業所運営補助金を受けての活動も精神障害者小規模通所授産施設へと変わりゆきます。

国の法人認可内示決定は6月頃の予定、年度途中の移行という変則の形となりますがいずれにしても新しいHEARTLANDの第2幕となっていきます。枠組みがどうであれ、今までの活動を振り返っての「総括」を今この時期に行っていたいと思うのです。日々の活動の中から感じた事柄、改善すべき点とより良く継続させていく点、何が出来て何が賄えなかったのか、そして何より私たちがどんな風な「未来」を描いていきたいと考えているのか、そんな一つ一つを掌にのせて眺めていく今であるようにも思うのです。出来た事よりも出来なかった部分に、届こうとして届けなかった事柄に、かなえようとしてかなわなかった事柄に、そんな省みの中に明日につながる大切なものが内在されているように思うのです。

春、そして桜咲く4月、新しい日々はもう目の前に迫ってきました。

■2003年03月28日(金)  かわら版 4月号
今年度最後の「かわら版4月号」の文字です。
あっぷるは31日から4月1日迄の3日間、春休みとなっています。社会福祉法人化に向けての新年度、あっぷるのリューアルも検討しながらのしばしの休息となります。

◇4月1日からは桜で満開です。毎日弁当を買いに来てくれたらありがたいです。5 月はゴールデンウィークです。HEARTLANDはとても楽しくできる仕事なので健康にしていられます。
◇明治大学ラグビー部の監督の言葉に「前へ前へ」という言葉があります。確かに過去を振り返っても仕方がないし、失敗を気にしていても仕方ありません。私も「前へ前へ」という精神で仕事をやっていきたいです。
◇慣れない手つきで料理をやって不器用な私も、何とか指導員の助言でお料理が作れています。作業している間は苦しいけども楽しい充実した時間です。
◇アメリカとイラクが戦争を始めた。罪のない人々が死んでゆくかと思うと心が痛みます。いつまでも平和でいたいです。
◇3月も半ばを過ぎ春休みで学生さんの楽しそうな姿を見かけます。平和な日本に比べ他の国では醜い争い事をしています。子供達の未来の為にも平和で明るい世界になる事を願ってやみません。
◇前からお弁当屋みたいな所に勤めてみたかったんです。でも一般のアルバイトの所では条件が厳しくてとても無理で…、そんな折り同じ事ができる所を見つけました 。収入にはならないけれどその同じ事が出来ています。
◇アメリカ・イラク戦争が激戦を向かえています。(あぁ弟よ君を泣く君死にたもう事なかれ)この心情は戦地で戦っている息子・主人達の事を思って書かずにはおられなかった心情だと思います。テレビの戦争を見るたびに心を痛めています。

■2003年03月27日(木)  スタッフ会議
 昨日の午後はスタッフ全員が長時間に渡ってのミーティングを行いました。毎月行っている「給料ミーティング」の事前評価とお弁当製造での留意点や個々のメンバーの様子など、一つ一つを彼らに伝えるための「確認作業」をプレステージとして行いました。メンバー個々の短期的な目標と長期スパンでの目標に照らし合わしながら、日常としてのお弁当作りに携わる部分の一人一人を省みていくそんな時間ともなりました。
 
 社会の中にあってもすぐに「偏った場所」へと流れていく障害者地域共同作業所、時折あえて時間を見つける中で互いに洗い落としていく作業が必要となっていきます。メンバー状況の確認に加えて社会福祉法人化への移行、それに伴っての勤務体制や業務内容の検討等、色々とスタッフレベルで検討しておかなければならない事が山積みされて居ます。
 
 小規模通所授産施設への移行に即してその根拠となる、運営要綱・施設利用契約書への見渡しも今日行いました。地域の実情や彼らの実情、書類に括られる事なく「現実的」に対処していけるよう柔軟な奥行きを持ちたいとも思います。
4月を前に加速度的に流れる暦、新しい始まりを機会に今までをきちんと「総括」出来ればと思っています。

■2003年03月25日(火)  城北高校・吉田先生と「ハートフル城北」のみなさん
城北高校・吉田先生と「ハートフル城北」の学生さんがHEARTLANDを訪ねてきて下さいました。毎年恒例となってきた「制服バザー」卒業生が不要となる制服をチャリテイーの形でバザーを行う「制服バザー」吉田先生や学生たちの力で今年も盛況に行われた様子、その販売収益金を「ぜひ有意義に頑張っている場所にお渡ししたい」との意向で、収益金の38000円を皆さんで持参して下さいました。

HEARTLANDをはじめ太陽と緑の会リサイクルでのボランティア体験、社会活動教育として真摯に学生を導かれる吉田先生を先頭とするその活動は多岐に渡り「ハンセン病者」の方々が暮らす島での交流機会の創設、故郷徳島に里帰りされるハンセン病者の方々へのもてなしや城北高校あげての歓迎セレモニー等、社会的な問題へのアプローチを継続して行っておられます。フトしたきっかけや偶然の出会い、その小さな出来事から大きな関心が始まる時が時にあります。

この街にこの社会にこういった場所や人が居るという現実、「ハンセン病も精神障害の問題、そして他の社会的な問題、全て同じですね」吉田先生がそんな風にぽつりと呟きました。「制服バザー」の収益金を届けて下さったご厚意に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

■2003年03月24日(月)  4月を前にして
  今認可申請を行っている社会福祉法人設立という事、予定では今年度の4月から精神障害者小規模通所授産施設へとあっぷるが移行していくことになります。現在のあっぷるの運営費が年間580万円、国県市からの補助金の下に日々の活動を行っている訳ですが、法人化し小規模授産へ移行するとこの補助金が1100万円と増額される運びとなります。単純に補助金の増額と語る事が出来たとしても、余りにも「貧しい」現実である事には違い在りません。不景気なご時世、しかも税金の使途としての運営費、多大な額が必要とは決して思いませんが、この金額だけを単純に見ても貧しい「地域の実情」を垣間見る思いがします。「地域で支える」という言葉が大義名分として語られる事は度々あれど、その内実としての保障や具体的な施策が用意されている状況にはとても至っていません。

  厚生労働省が語る職員数の算出根拠は1.5人、常勤職員やパート職員の賃金をどんなに見積もっても1100万円の80%がぎりぎり、単純に割り算をしてもきちんとした社会保障や給与保障を行えるものではありません。措置費「一人あたり」という算出根拠から蚊帳の外の「精神障害者」の福祉、社会福祉法人化されたとしても運営費の下ろされ方は「一括包括主義」としての丸めとなります。1100万円の運営費で人件費や施設維持管理費(家賃・水光熱費等)全てを賄わなくてはならない状況は今と何ら変わり在りません。
 「法人化されると何がどんな風に変わるんですか」「スタッフの給料は上がるんでしょう」そんな言葉とも対峙しながら、せめて真っ直ぐに「夢」を描ける力を新しい4月に備えて蓄えていければと願います。

■2003年03月23日(日)  送別会
  昨日は徳島市内の居酒屋で水谷さんの送別会を行いました。駆けつけた障害者地域共同作業所連絡協議会の作業所職員や家族、関係者を含めての別れの時となりました。徳島を離れ故郷の三重県・四日市市に帰られる水谷さん、昨年の全国障害者地域共同作業所研修集会・徳島大会の当事者部会で司会進行を努めた彼女、新しい出発と新しい未来に向けてみんなでエールを送った、そんな送別会の時間となりました。

  あっぷるは連休も終えて明日から再開、気がつくと4月と新しい年度がすぐ目の前に迫ってくる暦となりました。法人化に伴う「組み立て」今後の活動展開を視野に入れての計画と準備、活動の見直しやスタッフの勤務体制も含めて新しい「始まり」を前にその整えを急いで進めていきたいと考えています。

■2003年03月21日(金)  閑休夜話 Rolling Stones
 昨日は大阪ドームで行われたRolling StonesのLiveに出掛けてきました、京都から徳島に越す前の年、ちょうど13年前の初来日の東京ドーム公演以来、久しぶりに見たRolling Stonesのコンサート、約2時間30分を超えての大歓声と熱狂の中、齢60を数えようとするミックやキースの勇姿にただただ「感動」の夜でもありました。
 
 「多分Rolling Stones のメンバー誰もがRockが好きなんだろうな」そんな当たり前のそして単純な答えにしか行き着かないステージの風景。費やす苦労や苦難が多分あったとしても、好きな事に関われる喜び、自分の好きなものの近くにいられる喜び、そっと自分自身のHEARTLANDの日々に照らし合わせながら、夢のような時間が過ぎていきました。

■2003年03月19日(水)  研修会シーズン終了
  午後から徳島市内のプリンスホテルで行われた研修会にスタッフ全員で出かけてきました。「地域支援」といういつもの題目の下での講演内容、障害と疾病、そして社会的不利としてのハンディキャップ、地域生活支援やリハビリテーションの概念とその歴史等、パワーポイントを使った講演はとても判りやすく整理されたもののように感じました。
 
  今年も年度末を迎え一通りの研修シーズンも終了、生活支援・地域支援、言葉は変われど具体的な、そしてどんな方法でそれを進めていくのか、大きな風呂敷は広げなくとも何を手がかりとして誰がどんな風に行っていくのか、振られ続けるフラッグよりも、一つの始まりを創り上げていく方法はなかなか具体的に示唆されていきません。それぞれが色々な事情を抱えながらである事を差し引いても、何か一つの事柄を契機に「つながっていく」「創造していく」事へのきっかけが欲しい、そんな想いが繰り返されるように訪れてきます。
 
多様化される地域の実情、語られる事のない費用対効果の問題、障害者地域共同作業所と呼ばれる場所の「未来」はどんな風に描かれていくのか、研修会のシーズンを慌ただしく終えた今、新しい4月に向けて呼吸を整えながら考えていきたいと思っています。

■2003年03月18日(火)  「市町村長推薦書」
  先日、徳島市障害福祉課から頂いた「市町村長推薦書」今回のHEARTLANDの社会福祉法人化への取り組みは「特別」な形での認可申請の手続きでもありました。法人格取得申請の要件として、障害者地域共同作業所の補助金運営実績5年とする要件。HEARTLANDの場合は運営補助をもらって今年度末で4年、5年未満の実績の場合には「市町村長の推薦」が不可欠な要件となっていました。今回の社会福祉法人化に限らず、徳島市障害福祉課の担当官の方とは常々「地域福祉の在り方」やその「実」の部分への検証を含めた意見交換や協議を繰り返し行ってきた経過がありました。市町村の時代、そして行政としての役割、それぞれの立場でどんな風に内実を考えていくのか、HEARTLANDの「本来的」な部分と重なりながら濃い内容の議論を伴った話し合いの経過が今回の「推薦書交付」という形に繋がったのであろうとそんな風に思います。
推薦書交付につきまして徳島市長並びに障害福祉課の方々に厚くお礼を申し上げます。

 あっぷるは連日の昼の「反省会」が長い時間となっていきます。今日1日のお弁当製造を省みて互いに気づくことや改善すべき点を確認する、そんな指標の下に色々な意見やコメントが行き来していきます。それぞれが「完璧」ではないとしてもどんな風にお弁当を作る作業を共同していけばいいのか、そして「外」の人に届ければいいのか、話し合いは尽きることなく明日への準備も含めて毎日、午後の昼下がりに行われていきます。

■2003年03月17日(月)  精神保健福祉センター デイケア
今日のお昼時に徳島県精神保健福祉センターのディケアメンバーさんとスタッフの江口さんがHEARTLANDあっぷるの見学に来られました。今年の4月にはディケアを一時卒業される方々との事、障害者地域共同作業所への見学を含めて今後の「立つ場所」を探しての見学となりました。お弁当作りに関しての色々な質問がディケアメンバーさんからあり、それに答えてお弁当作りの様子や活動の内容や感想等をお伝えしました。みんなが作ったお弁当を昼食に食べられ、また再会の時を待ちながら見学の時間となりました。

社会復帰の促進や社会的入院の解消が頻繁に叫ばれる「今」、退院後、或いは日中活動を行える場所としての「受け皿」は在るのか、それは充足しそして充実した内容の場所であるのか、錦の御旗は降られ続けるとしても現実的な「場」の確保や「時間」の確保を考えていかなければならない状況が「地域」にはあります。HEARTLANDの社会福祉法人化という選択、その一助となれるような未来への模索を日々の中から練り上げていければと願っています。

■2003年03月15日(土)  お弁当作り
お弁当作りの風景は日々動いている、そんな感じが常にあります。あっという間に完売となる日、昼の時間を過ぎてもお弁当が残り処分を余儀なくされる日々、悲喜こもごもの様子がみんなの横顔に移り行きます。朝の会を経てお弁当の製造に、そして昼の販売時間を終えた後に短い時間の反省会、一人一人の体調や今日の作業の中で気づいた事、そして販売状況を見て決める明日の製造数、明日のお弁当メニューの作り方のメモ等、短い時間ではあるのですが、色々な事柄を確認するための密な時間を繰り返し行っています。

 どんな風に収益をあげていくのかという側面、それぞれに何らかの病やハンディーを抱えた私たちであるという事、なかなかこの二つが同時に成立する事はなく、この場所で行われている互いの共同作業の意義を確認していく事が時に難しくなっていきます。
 今日のメニューはイカのチリソース「このお弁当いつもメニューを見るたびに楽しみにしているのよ」そう話すお弁当常連の特別養護老人ホームの職員の声や日々お弁当を買って下さる人たちの声、色々なものを見ながらどんな風な日々を過ごせば良いのか、みんなで考えていく作業は後を絶ちません。
 
気がつくともう3月の半ば、桜の開花と共に近づく春の訪れ、社会福祉法人化に則した新しい「形」作りと共に、再度この場所の日常を眺め新しい組み立てを行っていきたいと考えています。

■2003年03月14日(金)  グループホーム「池田」を訪ねて
dc031420.JPG 192×144 32K 昨日の午後からスタッフの大久保と徳島の県西部池田町の秋田病院に出かけてきました。折しも「今」池田では新しい精神保健福祉活動への取り組みが行われつつあります。以前から先進的な取り組みを行ってきた家族会活動、それを支援する保健所や福祉事務所、そして医療機関としての秋田病院と秋田院長先生、グループホーム「池田」をはじめ管内に3ヶ所ある障害者地域共同作業所、そして住民も参加して地域ぐるみの精神保健福祉活動が展開されてきました。こういった取り組みを経て、今回池田でも社会福祉法人化への取り組みが行われ、精神障害者通所授産施設の建設が来年度の事業として計画されつつあります。秋田院長先生、池田保健所藤原保健師、池田福祉事務所の井上さんを交えての懇談の機会となりました。
 地域精神保健福祉活動としてのそれぞれの事業、離れた距離のそれぞれであったとしても、考えるべき事柄や夢見る「未来」は同じはずです。色々な機会や互いの交流の中に「良きもの」を創り上げていきたいとそんな風に思います。

 その後、近くの「グループホーム池田」を見学、田園風景の中に立つ民家、関係者や地域の住民の方々、多数の人たちの想いが束ねられたようなグループホームのたたずまい、入居している方々の穏やかな表情と嬉しそうな生活の喜びがその事を何よりも物語っていました。住む場所としてのグループホーム、忙しい日々の中に新しい取り組みを進めて行ければと思っています。

■2003年03月12日(水)20:38  NHK総合テレビ「情報交差点とくしま」
 今夕のNHK総合テレビ「情報交差点とくしま」でHEARTLANDのグループホームへの取り組みや精神科医療からの取り組み等が紹介されました。お弁当製造の場面やグループホームに関する会議も織り込んでの放送風景となりました。精神病院に入院する方々の長期化の問題、全国平均の精神病院在院日数は470日程、ここ徳島の平均在院日数は700日を越える数字、それと共に精神病院に入院する方々の高齢化の問題も全国的に深刻な状況となりつつあります。放映中のコメントにあったように、こういった「社会的入院」と呼ばれる方々への対応策ととして厚生労働省はグループホームを一つの社会資源として、その退院や社会的入院の解消に向けた取り組みを、具体的な数値目標を掲げる中に施策の推進を図ろうとしています。

 そういった状況は当然憂うべき事であったとしても「社会的入院」を解消する為にグループホームを作る訳ではないんだろうなと放送を見終わった後、フトそんな事に想いを巡らせていました。グループホームを作りゆく事が結果としてその一助になる事に重なりゆく部分があったとしても、その目的故ののアプローチという事ではないんだろうなと思う訳です。

 教科書的に言えば「ノーマライゼーション」の具現化に必要なものは極めてシンプルな要素の整えである事を、その提唱者バンクミケルセンが書き記しています。「働く場所・住む場所・そして余暇や社会的役割」「社会的入院」その問題を解消することのみのスタンスではなく、精神に障害を抱えた人がいる、働く場所や住む場所の獲得に何らかの障害や障壁のある方がいる、そしてそういった方々もこの街の住民の一人であるという紛れもない事実、そしてどんな風に考えていくのか、この辺りの切り口をきちんと眺めながら住む場所としてのグループホームを考えていきたいと思うのです。

 「難しい問題ではありますが」と放送の最後にアナウンサーが話されました。社会の中、まだまだ難しい側面も付随した問題である事には違いありませんが、「誰のためのグループホームであるのか」この一点は何よりもシンプルなものであるはずです。

 放映の機会をいだきましたNHK徳島支局、山中さんにこの場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

■2003年03月11日(火)  かわら版3月号 続編
かわら版の続編、メンバーが書き記した文字です。

◇毎日お弁当を買いに来てくれて誠にありがとうございます。お弁当の配達もさせてくれてありがとうございます。またいつかはお客さんが来ることを楽しみにして居ます。
◇まだまだ未熟ですが、ここで色々な事を学んでいるような気がします。一生懸命頑張ります。
◇私は「犬夜叉」という漫画を見ていますが、犬夜叉をはじめとする仲間たちがチームワークで敵を倒しています。私も作業所の人たちとチームワークを良くしてこれからも頑張ります。
◇春が来たのにこの寒さはどうして?春は意地悪、かくれんぼしたりするのね。でも一番好きな春、桜の花が咲くんだもの、春よありがとう。
◇今日も雨ですね、「雨雨降れ降れ母さんが」雨が降るたびにこの歌を思い出し、学校へ迎えに来てくれた今は亡き母の事を思って涙がほろっと流れてきます。
◇私はハートランドあっぷるはとても楽しい職場です。がんばりたいです。
◇2/27 28と研修会が有り、四国各県の代表が発表していました。精神障害者の暮らしが良くなるために頑張っている話を聞いて感動しました。

■2003年03月10日(月)  ソーシャルクラブ上板
9745.jpg 192×144 42K 今日のお昼前に「ソーシャルクラブ上板」の方々が多数HEARTLANDに来てくださいました。ソーシャルクラブのメンバー・上板町の板東保健師に鴨島保健所の中川保健師、家族やボランティアの方々も含めての交流の機会となりました。

 まだ精神病院にPSWとして勤務していた7年近く昔、病院業務と並行して管轄保健所である鴨島保健所と一緒に「地図」を描く地域精神保健の仕事を行っていました。家族会での話から家族会の結成、作業所作りの支援やボランティア講座でのボランティア育成、そんな色々な取り組みの中の一つに「ソーシャルクラブ」作りがありました。未だ未だ市町村での精神保健に関する取り組みが始まる以前の頃、保健所、上板町と連携して、地域の中の居場所作り(デイケア)を意図したものが「ソーシャルクラブ」へと形取られていきました。特対事業としての経費獲得は中川さん、上板町役場で行った精神保健に関する研修会、精神保健福祉センターの幸田先生も囲んでの「場作り」そんな始まりの頃を少しだけ懐かしく語り合いながらの時間となりました。
 あれから数年、徳島県下にも「ソーシャルクラブ」と呼ばれる場所が後を追って増加、それぞれの市町村やそれぞれの保健所のカラーも織り交ぜながら活動への取り組みが行われています。市町村という時代、何をどんな風に行っていくにしても「場所」と「人」が何よりも不可欠であることは言うまでもありません。「ソーシャルクラブ」という営みがその小さなきっかけになればとそんな風にフト思う今日の時間となりました。

■2003年03月09日(日)  かわら版 3月号
 先日は排水工事の為とか研修会の為とかで休ませて頂く事が多く、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。研修会では我が子だけではなく、精神障害者全体の住みやすい社会をと考える家族の方々やメンバーの方々とお会いする事が出来ました。私たちに出来る事と言えば、大きな事ではないかも知れませんが、目の前に見える小さな事から行って行けたらと思います。休み明けに買いに来て下さったお客様、お電話を下さったお客様がいて下さる事に感謝し、まずは精一杯の力で真心のこもったお弁当を作る事を今日も頑張る彼らと共に考えていきたいと思います。                         スタッフ 大久保千恵

 先日お弁当をお休みさせて頂いて、四国ブロック家族会精神保健推進活動研修会に参加しました。四国四県から400人余りの人が参加しとても有意義な2日間でした。いろいろな立場の方の色々なお話の中で、自分自身もっと勉強しなければと思いました。そしてその話の中で言われていた「人との出会い」「つながり」「継続は力なり」ということが、今一番私たちに出来る大切なことだと思います。力を合わせてお弁当を作りお客様にお渡しする、人とのつながり、支え合い、そしてそれを毎日こつこつと続けていきたいと思います。                                          スタッフ 原田純子
  
 去年の4月、娘が階段から落ち足首にヒビが入った。結果彼女は1ヶ月間ギブス生活に突入した。彼女自身まつば杖をつき不便な生活を送ったのは当然の事ながら、私も学校や病院への送り迎えなどで疲れる日々を過ごした。しかしギブスも1ヶ月という期間限定だし少しずつ足が治っていくことを本人も周りも見て取る事が出来た。「病気さえ治れば」あるメンバーさんが呟いた。ひびが入った足は時間が経てば治っていく。でも心の病は時間が経てば治っていくというものでは無い。だとすればもし〜ならばという言葉は虚しくさえ聞こえてくる。心の病を持っていない私にはその病気のつらさは解らない。わからないが、病気を持っていなくても病気でも生きていくという事実には変わりはないはずだ。この世に生まれてきてたとえ病気であろうと存在していることはとても大きなことだと思う。世界にたった一人の自分、嫌なこと、苦しい事、本当にたくさんある。でもそれを自分で受け止めて次に進んでいこうとするその気持ち、それが一番大事なのかも知れない。

スタッフ 菖蒲登紀

■2003年03月07日(金)  彼のこと
 今からちょうど1年前、数年ぶりの退院を自ら獲得しこの場所から旅立っていった彼がHEARTLANDに立ち寄ってくれました。近くの精神科への受診、その帰り道に立ち寄っての彼の姿でした。HEARTLANDのオリジナルメンバー、未だこの場所さえ無かった時代、徳島市のボランティアセンターの一室からHEARTLANDの「未来」を眺めていたそんな時代から彼はこの小さな場所を自らの「希望の光」と語り続けていました。

 退院からちょうど1年、逢うたびに素敵な若者にと変貌していく様子が見て取れます。
自宅近くの作業所に通う日々、最近始めたアルバイトの農作業の仕事、良好に再構築されつつある家族との関係、「長かったような短かったような、第1のハードル通過といったとこですかね」振り返ったこの1年への感想をこんな風に彼は語りました。

 回復すれば回復するに伴ってまた「見えてくる」景色が違ってきます。病や過ぎ去った時間への省みと現実、そんな隙間を埋め尽くすように2つめ3つめのまた違ったハードルが用意されているようにも思えます。遠い昔、この場所を希望の灯りと語った彼の存在、長い時間を歩き続けた彼の「今」は、紛れもなく私たち自身の「希望の光」として眩しく映りゆきます。ちょうど1年、彼が旅立ってから4つの季節が流れました。

■2003年03月06日(木)  NHK徳島放送局からの取材
今日はNHK徳島放送局の山中さん、そして撮影スタッフの方々がHEARTLANDを訪ねて下さいました。NHK総合テレビで毎日夕方6時から放送されている「情報交差点とくしま」の中で障害者地域共同作業所あっぷるの活動やHEARTLANDの活動経緯、新しい事業としてのグループホーム事業への取り組み等を番組の中で放送して頂ける予定となっています。朝の早い時間からお弁当製造の撮影、店頭での販売風景の後、午後からの「生活セミナー」今日のテーマは「みんなでグループホームを作ろう」といった内容、メンバースタッフ交えての意見交換や学習の場面も撮影して下さいました。
 
社会福祉法人化と同様にグループホームや働く場所作りに向けての取り組みは、何よりここの集う私たち自身の日常から発信していかなければならない多くのメッセージを内在してのものとなっていきます。撮影の打ち合わせも含めてNHK徳島放送局の山中さんとの色々な会話、精神障害者と呼ばれる彼らの暮らしやその実情、精神科医療や社会復帰、そして社会の枠組みの中、なかなか「取り扱われることのなかった」彼らの問題とその社会的背景や厳しい歴史の推移など、色々なやりとりを含めて山中さんとこの問題を眺める機会となった事をとても意味深く思います。この機会を運んで下さったNHK徳島放送局の山中さん並びに撮影スタッフのみなさんに心よりお礼を申し上げます。まだまだ未来は霧の中にある「今」ですが、確かめながら丁寧にこの問題を発信していければと願います。

■2003年03月05日(水)  卒業
昨日は授業を行ってきた徳島県立看護専門学校の卒業式、保健婦・助産婦等の国家試験を終えて晴れて卒業、この街に集い来た若き人たちの旅立ちの1日となりました。昨日卒業したばかりの一人の学生が今朝HEARTLANDを訪れてくれました。以前勤務した精神病院、地域精神保健の領域に関心があり、自分自身の未来としてその領域を選択希望の彼女、障害者地域共同作業所という枠組みや地域の実情、そして何より「仕事」としてどんな想いを抱いて立とうとするのか、そんな事も交えながらの雑談の話となりました。卒業していく学生達、それぞれの人がそれぞれに良い場所で「未来」を描いていって欲しいと願うばかりです。
 明日はNHK徳島支局の山中さんをはじめスタッフの方々がHEARTLANDの活動を撮影に来る予定になっています。朝の通所、お弁当製造の1日と彼らの姿、午後にはみんなで話し合うそんな風景も織り込んでの撮影となりそうです。

■2003年03月04日(火)  NHK徳島支局山中さんと
 NHK徳島支局のディレクター山中さんがHEARTLANDを訪ねてきて下さり、取材の打ち合わせを午後に行いました。このホームページをご覧になったとの事、社会福祉法人化やグループホーム事業に関しての取材を受ける時間となりました。数年前にもNHK徳島支局から取材があり「情報交差点」の番組に出演しHEARTLANDの活動状況やその経緯を話させて頂くそんな機会がありました。障害者地域共同作業所あっぷるのお弁当製造風景も含めて、再度取材撮影を受ける事となりそうな様子です。

 あっぷるは昨日は毎月一度の「給料ミーティング」調子を崩し再入院したメンバーや中断を余儀なくされたメンバー等も多数あり、今は本当に少ない人数で何とかくぐりぬけている日々、一ヶ月の振り返りや個々の見つめ直し、そんな時間を重ねて進みゆくための給料ミーティングの時間となっています。明日5日はみんなの給料日、額面だけの評価ではなくそれぞれの課題やそれぞれの目標を含めての金額が明日手渡される事になります。

■2003年03月03日(月)  精神障害者社会復帰等関係者研修会
今日の午後徳島厚生年金会館で徳島県精神保健福祉センター主催による「地域生活支援」のための研修会がありました。講師は東京学芸大学教授の池末亨先生、多面的な地域生活支援への模索をその講演の内容として語られていました。何も無かった時代から数十年の変遷を経て迎えた「今」まだまだこれからには違いないにせよ随分と色々な法制度や施策のメニューが増えた事は紛れもない一つの事実でもあります。
 
HEARTLANDからは「障害者地域共同作業所から社会福祉法人化へ」と題されたテーマでの議題報告を行ってきました。法人化の経過報告ではなく「地域の実情」を語ることにその比重を置いて伝えてきました。法制度が整う中「地域」という一つの指標が提示されたとはいえ、まだまだ人と人が、機関と機関がつながっていく作業や「生活支援」のための取り組みを行っていかなければ「空っぽ」のまま地域が横たわっただけのものになっていきます。互いをつなぐ「きっかけ」費用対効果の問題、財源的にまだまだ安く見られている「地域」新しく衣替えするHEARTLANDの「これから」の時間の中、この点への見渡しを基に新しい「始まり」を考えていければと思うばかりです。

■2003年03月01日(土)  四国ブロック研修会 分科会
 家族会・四国ブロック研修会の2日目に行われた分科会「障害者地域共同作業所から社会福祉法人化へ」と題された分科会でHEARTLANDの活動経緯や法人化に関してのコメントを行ってきました。お隣の高知県、土佐あけぼの会の野村さん(野いちごの場所)と助言者はさんかく広場の武田さん、いつものメンバーでそれぞれの立場から見た法人設立の経過や想いを語る、そんな時間となりました。多数の参加者はその関心の高さを語る何よりのもので、それぞれの障害者地域共同作業所が精神障害者小規模通所授産施設への移行を視野に入れた展開を検討している事が見て取れます。
経過説明や法人化に際した留意点など、野村さんと一緒に出来る限りの話はしたつもりですが、なかなかこういったシチュエーションでは語りきれない部分があったり、ダイレクトに聞きたい・知りたい事へのアンサーとしては不自由分であったり、そんな難しさみたいなものを感じずにはいられません。

 愛媛の徳永さん「毎週家族会の人に色々な言葉の意味や法人化という問題を何時間もかけて説明したり詳細を聞かせたり、そんな時間を繰り返している」そんな話を聞かせてくれました。メリットやデメリット、難しい言葉の解釈、その違う局面で「法人化したら家族は楽になりますか」「作業所と何処が違うんですか」その次元での「納得」が家族の人たちにとって一番聞きたい・知りたい「解答」となっていきます。書類を整える事も含めて一つ一つ紐解いていく、そんな作業に関わり先導していく「人」の役割も不可欠なものであり、その場所が「豊か」になっていく事を議論する中身は際限ない時間の積み重ねが必要な事なのかも知れません。
伝えられる事は伝えていこう、共に考える機会を得たなら共に考えていこう、そんな事をあらためて想いながらの分科会の風景でした。(写真左端・県家連事務局美馬さん)

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