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■2003年07月31日(木)  通所希望者との面接
 今日の午後、あっぷるへの通所を希望される方が父親、担当保健師と共にHEARTLANDを訪ねてきて下さいました。見慣れた統合失調症圏内といった様子の方ではなく、アスペルガー症候群(高機能自閉症障害)と診断なされた方、「こいつは何処も病気ではない、主治医の先生も精神障害者ではないと言っています、怠けて怠けて人生の大半を怠けてこんな今になったと思うので鍛えてやって下さい」戦争で死ねなかったような父親がそんな言葉を続けていきます。おそらく「何処にも引っかかる事はないであろう」と思われる趣の方が最近じつに多くこの小さな場所に足を運んでいるのも大きな事実です。

 明日からの体験通所「何とか治したい」と強く願う父親と向かい合う日々となりそうです。梅雨も明けて連日の猛暑の訪れ、暑い中でのお弁当作り、一人二人体調を崩し始めているメンバー、しばらくはこの小さな場所に通う自分を納得させていた気持ちが崩れ「本当はこんな場所じゃなく就職したい」と焦り始め寡黙となりゆくメンバー、色々な一つ一つ、そとて間近になってきた新しい籠屋町での事業、なかなか明確な答えを持つことも出来ないままの「漠然」とした日々が連続していきます。

■2003年07月29日(火)  オープンに向けて
 籠屋町の店舗物件の改修がほぼ終わろうとしています。喫茶店とお弁当販売の場所となるスペースは綺麗に壁紙も貼られほぼ整いを見せてきました。ガス工事・水道設備の整えが終わる来週の頃には喫茶店メニューも決まり、いよいよ開店に向けた秒読み段階となっていきそうな様子です。

 朝は精神保健福祉センター幸田先生を訪ねての時間、徳島保健所・食品衛生協会での営業許可申請、色々な手続きもあと少しとなっていきます。新しい店舗での活動、その枠組みをどんな風に考えるのか、新規事業としての「経費」現行の精神障害者小規模通所授産施設あっぷるの運営費からの捻出をどんな風に解釈して頂けるのか、経費とその輪郭に関しての協議が明日の午後、県の担当課と行う予定となっています。

 

■2003年07月27日(日)  社会福祉法人の「適正運営」とは
 前日の徳島新聞の記事、社会福祉法人の「適正」な運営やその運用が問題視されている記事が大々的に朝刊の紙面を飾っていました。「福祉」と呼ばれる領域がある意味「景気・不景気」にも左右されず、しかもそれは「税金」を持って賄われている事実を見る時、箇条書きされたマニュアルや照らし合わせとしての「監査」で厳しく括られる事は当然の事かも知れません。特権階級的な発想と既得権益的な存在のニュアンスに支配された「福祉」は山のように転がっています。厳しさを増す時代の中、正当に「求められる」事は当然の事かも知れません。

 しかしながらその一方で、日々流れ動いているて「福祉」の実体が、行政の書類に書き記された項目だけに限定される訳でもないように思われるのです。不正や流用といった誰が見ても「悪」とされる事柄に関しては別としても、生きた人と生きた時間が流れる現場の実体と、社会福祉法人と呼ばれる書類の中の項目とが全て合致するはずもない訳です。

 「奥行きのある解釈」はどんな風に扱われていくのか、「奥行きの無くなった時代」に「福祉」と呼ばれるものの在り方自身が問われている、そんな今なのかも知れません。

■2003年07月26日(土)  徳島新聞 朝刊記事より
社会福祉法人、不適正運営目立つ 行政評価事務所が調査

 老人福祉施設や保育所などを運営する徳島県内の社会福祉法人で、国の基準に沿わない不適正な組織運営が広く行われていることが、徳島行政評価事務所の調査で分かった。同事務所は二十五日、指導・処分が厳正に行われていないとして県に調査結果を通知した。
 総務省が二〇〇二年度に十四道府県八市(四国では徳島県が対象)で実施した全国調査の一環。徳島行政評価事務所が県内百十一法人のうち十二法人を抽出調査した。

 運営状況については十法人を調べた結果、すべてで不適切な組織運営があった。具体的には▽理事長の専決でできる業務範囲を定款細則などで定めていない(九法人)▽経理規定の内容が不適切で、競争入札が必要な契約額にもかかわらず随意契約をしている(七法人)−など。

 また、施設整備にかかる国や県の補助金の使用では六法人を調べ、うち一法人で「事業の採択にあたり厳正な審査が行われていない」とされた。この法人は補助金の申請内容と実際の施設利用状況が異なっていた。

 県内の社会福祉法人はすべて県知事認可で、県が毎年、監査を実施している。県保健福祉政策課は「不適切と指摘された法人には直ちに改善を指導する。厚生労働省の対応を待って監査のあり方についても検討したい」と話している。

 全国では基準違反をしているところが百三十法人あり、うち六県四市の二十二法人については違反事例を把握しながら県などが指導・処分を怠っていた。総務省はこの日、適切な措置を取るよう県などに助言することを厚生労働省に勧告した。

■2003年07月24日(木)  パラソルショップ
 今週の日曜日、徳島市内の新町川ボードウォークにて「徳島ひょうたん島川まつり」が開催される予定、あっぷるからもショップ販売を行う事にしています。今準備を進めている「街の中の喫茶店」の広報、きんこさん作のTシャツやバンダナ・カバンの販売、ジュースも含めてみんなでパラソルの下、販売・広報活動に出向く事になりました。
 夏青空の下、HEARTLANDやあっぷるの広報活動の時間になればと思います。

 徳島保健所から講演の依頼、徳島保健所管内の障害者地域共同作業所の人たちとの研修企画、その内容は障害者地域共同作業所と社会福祉法人化という問題、小規模通所授産施設への移行を検討するそれぞれの場所、前例として「認可」を受けたHEARTLANDと社会福祉法人化に関する情報提供を全てオープンに行いたいと思っています。
 開催の時期は9月の上旬頃になる予定です。

■2003年07月22日(火)  改修工事
 先週から籠屋町の店舗では改修のための工事が始まりつつあります。外部発注という単純なものではなく、縁故知人・協力を快く引き受けて下さる方々の「善意」に寄りかかっての物である事は言うまでもありません。「出来るだけ安く」という言葉を使い慣らし、お金があれば短時間で済む作業も随分と遠回りの意味を含めてのものとなっていきます。

 姿を変え始めた店舗、具体的にイメージ出来やすくなりつつある動線、そして何より「内容」の確認を経た後に始まりを迎えていく予定となりそうです。ガス工事・電話敷設・備品購入に水道工事、設備投資も含めて一通りの時間を急いで費やしていく事になります。

 昨日は徳島県下の知的領域の作業所、北島町にある「チューリップハウス」を訪ねて所長の尾崎さんと話を交わしました。喫茶店をその作業とするチューリップハウス、町から貸与を受けたログハウスの店舗はHEARTLANDとはとても比較にならない程の「美しさ」に包まれていました。喫茶店周辺の話題よりも障害者地域共同作業所を囲む状況の話、町との問題、親としての想い、色々な話を交えながらの長い時間となりました。
技術よりも理念や想いみたいなものを訪ねながら、HEARTLANDの「喫茶店」を描いていきたいと思います。

■2003年07月21日(月)  三連休 夏休みへ
 土曜日からの三連休、お弁当製造も三連休の形でお休み、季節はいよいよ夏休み本番となってきました。慌ただしく準備に取りかかっている籠屋町の店舗物件の組み立て、先立つものが無い中でどんな風に「夢を描いていくのか」は大きな課題ともなっていきます。あくまでお弁当製造を行ってきた北島田の活動を軸としての新しい展開、現実の中では人もお金も「貧しい」枠組みには違いないのですが、何とかみんなで創意工夫し新しい場所の創造に力を注ぎたいと思っています。

 先日訪ねた愛媛県砥部町「ハートピアみなみ」の徳永さんから数回電話連絡が続いていきます。時まさしく「法人化」に向かい合っている日々、運営委員会での協議事項の中、HEARTLANDではどんな風に行ってきたのか、その事務手続きや一つ一つの検証に関して問い合わせが入ってきます。職員の処遇の問題、経理規定や諸規定、給与の問題に始まり精神障害者小規模通所授産施設としての組み立て等への質疑が繰り返されていきます。

 ちょうど1年前の今頃、HEARTLANDでも法人認可申請の最終段階を迎えていた夏がありました。「出来上がった」ものではなく「転がりゆくために」新しい籠屋町での活動展開を大切に整えていきたいと願っています。

■2003年07月19日(土)  改修工事
 籠屋町の店舗物件の改修がいよいよ始まりました。先立つものが無いという状況の中、色々な方々の「善意」をかき集めての始まりは遠い昔のHEARTLANDの頃と同様の形となっていきます。喫茶店部分の内装改修・備品の購入・水道ガス電気等の手配、限られた予算の中、お金があれば全て片づくような部分にも随分と時間や作戦が必要となっていきます。お弁当販売の組み立て・そして何よりスタッフやメンバーの動きへの配置、色々な問題を動き始めていく「景色」の中から考えていきたいと思っています。

 あっぷるでは通所を希望する人、また新しく再登板してきた人、養護学校卒の母親からの問い合わせ、夏休みのボランティア希望等、色々な「ニード」が小さなこの場所にたどり着いてきます。費用対効果の問題、社会福祉法人とは言え貧しい台所事情、通常の社会福祉法人とは明らかに違う前提、一つ一つに対応しながら一つ一つの事を考えていきたいと思っています。

■2003年07月18日(金)  作業所の補助金削減
 今日の午後、徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会の会長山崎さんと太陽と緑の会杉浦さんがHEARTLANDを訪ねて下さいました。先日県に提出した作業所関連の要望書についての話を立ち話で行いました。なかなか厳しい冬の時代、障害者地域共同作業所の国庫補助金は前年の110万円から99万円に削減、平成17年度の障害者領域の介護保険への一本化、施設建設費の大幅削減、単なる要望書等ではどうにもならないそんな激しく厳しい時代が迫りつつあります。

 「地域で支える」というスローガンとは裏腹な地域の縮小、なけなしの場の未来はますます怪しい雲行きの中にあります。国の方向性とは言え自治体としての「徳島県」がどうそれを取り扱うのかは大きなウエートを占めています。
 会長の言葉ではありませんが「作業所の補助金の増額は無理、金が無いと言ってもアスタムランドは何や、何億ものお金を投入して数十万人程度の利用者、おまけに赤字の補填を年間7億も県は当たり前みたいに投入しとる、金はあるんや」大きな一つの事実に基づいての片方があります。

 「箱物」と呼ばれる「福祉」への多大な投与と偏り、障害者地域共同作業所の未来や地域生活支援の未来ははますます「霧の中」といった「今」が加速度的に進みます。
 

■2003年07月17日(木)  久しぶりのメンバー
 昨日の夜に男性メンバーからの電話連絡がありました。数年前に数ヶ月あっぷるでお弁当製造に携わった経緯のある40歳代の男性。「もうし分けないずうずうしい話ですが、もう一度あっぷるに通わせてもらってもいいですか」そんな問い合わせの連絡でもありました。ちょうど店頭販売を始めたそんな秋の頃、6ヶ月程度の時間が流れる中、彼の想いも移り行きました、彼ら限らずどのメンバーも同様、最初に一つのの場所を見つけた喜びみたいなものはそう長続きはしてはくれません。やがて「こんな場所で弁当を作っていても」彷徨い始める想いと共に彼は黙ってこの場を去りました。

 あれからかれこれ2年近く「あの時は自分の意志ではなかったような気がします。色々とあったしディケアに通っていたんですが何か物足りなくて」そんな言葉も今日の彼からこぼれていました。「歳と共に見えるものも違ってきました、今度は自分の意志のように思います」明日からの通所を希望しながら彼との話を終えました。
 新しい「再出発」新しい彼と共に再生されていく時間になればと思います。

■2003年07月15日(火)  「街の中の喫茶店」オープンに向けて
dc071433.JPG 192×144 35K 「街の中の喫茶店」オープンに向けての活動が少しずつ始まりつつあります。何より「内容」をどんな風に考えていくのか、必要備品の購入やスペースの改修工事は必要なものであったとしても活動の軸をイメージしていく事の方がはるかに重要であり時間を費やすべき部分でもあります。8月上旬のオープンに向けての諸準備、喫茶店としての活動・お弁当(日替わり定食)の販売、精神保健福祉領域に関する「市民講座」の開設、イメージしていく事の中に少しずつその場所での風景が見え始めていこうとします。

 明日は午後に西山きんこさんと現地に、きんこさんプロデュースの「市民ギャラリー」の打ち合わせや企画を行う予定になっています。メンバーとの確認作業、そして役割分担と現実との照らし合わせ等、やらなければならない事は山積みされている感じがします。想像していく力みたいなものをみんなで宿しながら、新しい場所作りに向けた取り組みを行っていきたいと思っています。

■2003年07月14日(月)  緊急集会の連絡
 東京の全国精神障害者地域生活支援競技会より連絡があり「緊急集会」が今月の22日に東京赤坂で開催される事になり、その経緯を聞くことになりました。内容は先般打ち出された「社会復帰施設建設国庫補助金」大幅削減に関しての反対声明文をアピールするとの事、決議の後に厚生労働省に陳情に出向く事も予定されています。

 「厳しい福祉冬の時代」そう一言で言ってしまえば終わりにもなりますが、なかなか「現実」の中での淘汰は確実に進みつつあります。必要なものは必要な形を保障するべきであるし、必要でないと言えば少し妥当ではないかも知れない「施設」は当然削減されなくとも見直しはなされるべきでもあります。行革と同様、問題にすべき事はいつもいつの時代でも「厳しい吟味」は末端の箇所から切り捨てられていくという事です。費用対効果の問題など殆ど従事者と呼ばれるレベルで語られる事の無い実情、「地域で支える」この言葉の行く末はどのようなものになるのか、厳しい曲がり角の「今」である事には違いがなさそうです。

 きんこさん作成の「喫茶店を支援する」パンフが完成、WEbのトップページにもその広報を掲載しました。社会福祉法人ハートランドとは言えまた一からの始まり、多くの方々と共にこの問題と一つの場所作りに取り組んで行きたいと思っています。

■2003年07月12日(土)  心神喪失者医療観察法成立 
7月11日 大阪読売新聞朝刊の記事を掲載します。

◆審判で入院強制「偏見を助長」「社会復帰へプログラム必要」  心神喪失者観察法成立 課題は山積
 
 本当に社会復帰できるのか――。十日成立した「心神喪失者医療観察法」は重大事件で善悪の判断能力が足りないとされ、実刑にならない精神障害者に裁判官と精神科医による審判で入通院を強制する内容だが、「偏見を強める」「一生閉じ込められかねない」といった批判も根強い。来春とみられる施行に向け、課題は山積している。
 
NPO大阪精神医療人権センターの山本深雪事務局長は「審判で患者の人権は守られるのか。行為の重さや社会感情に左右され、入院が治療の場でなくなってしまう」と懸念する。
 
 厚生労働省は国公立病院に特別な病棟をつくり、手厚い医療を行うという。大阪府立中宮病院の籠本孝雄・医務局長は「起訴前の精神鑑定をしっかりすれば刑事責任を問えるケースは多々ある。そこをきちんとせず、審判にかけて誰でも病院へ送るのでは困る」とクギを刺し、「本当に必要なのは社会復帰に向けたプログラム」と強調する。
 
厚労省は新法と精神保健福祉の充実を「車の両輪」と説明し、七万二千人の社会的入院の解消を目標に掲げた。しかし今年度、社会復帰施設の新設で国の補助がついたのは申請の二割。例年より極端に少ない。日本精神科病院協会の長尾卓夫副会長は「処遇の難しい患者にきちんと医療がなされれば、精神障害者すべてを危険視する偏見は少なくなる」と新制度に期待するが「施設の整備が予算不足で進まないのでは話が違う」と苦言も投げた。
 
 高知市の通所授産施設「さんかく広場」の武田廣一施設長は「精神障害者の犯罪率は一般より低いが、最低限の施設も足りず、将来の生活を描けないようでは自殺や事件も減らない」。
 
 法制定を加速したのは二年前の大阪教育大付属池田小事件。検察は宅間守被告に責任能力ありとして死刑を求刑したが、死亡した女児の父親は「宅間の以前の事件のように、精神障害を装って罪を免れたり、安易な措置入院や退院許可が行われたりしてはならない。その点から新法を評価する」とコメントした。

■2003年07月10日(木)  「ハートピアみなみ」愛媛県砥部町を訪ねて
DSC01883.JPG 169×127 13K 今日はあっぷるのお弁当製造をお休みして愛媛県砥部町の「ハートピアみなみ」を訪ねる旅となりました。借り上げたバスにメンバー・スタッフ・ボランティアの金村さんも乗り込んで「お弁当製造」を行う障害者地域共同作業所を訪ねました。愛媛県精神保健福祉センターを離れ地域に立った徳永さん、愛媛県家族会の常に中心の人であった松崎さん、温かな所長田辺さんや指導員の木下さん、懐かしい人との再会の時間ともなりました。

 「地域へ」という言葉の具現化、家族会活動と家族が営んできた確かな歴史、砥部町の福祉行政の支援も織り交ぜて、新規に始まったお弁当製造作業。HEARTLANDへの見学も数回、常に連絡を取り合いながら過ごしてきた徳永さんの下、何より生き生きとした当事者や家族の方々の姿が印象的に輝いていました。

 連続するあっぷるでの日々、なかなか日常を離れる機会が持てない日々、今日の旅はあらためて「他」に触れる事で自らを省みる良い機会ともなりました。あっぷるでのお弁当製造、「しんどさ」の中にいつもある日々のアクセントして今日の交流の機会はとても意義深い事のように思えます。メンバーさん同士の会話、一緒に焼いたクッキー、施設見学の後に訪ねた砥部動物園での時間も含んで、また明日からへの大きな「力」をもらったような気がします。お忙しい中対応して下さった「ハートピアみなみ」の方々に感謝したいと思います。

■2003年07月09日(水)  看護学生と
 徳島県立看護専門学校にて今年の授業が始まりました。今年のクラスは全国から集まった22名、それぞれが保健婦や助産婦への道を目指しての1年となります。精神障害者に関わる話題、地域の実情とその歴史的推移や背景。何より心の病を抱えた彼らが生きている「生」をどんな風な言葉で伝えゆくのか、この中から一人でも彼らの側に立つ人が育てばと、そんな想いを言葉にしての授業をこれから行っていく事になります。

 明日は愛媛県の砥部の街へ、同じ障害者地域共同作業所「ハートピアみなみ」を訪ねての時間、レクも兼ねての旅は新しく始まった「お弁当作り」の見学の意も含まれてのものとなります。少し自分達の日常を離れての省み、新しい喫茶店での活動エネルギーも得るためにみんなで出掛けてきたいと思っています。

■2003年07月08日(火)  籠屋町の物件を訪ねて
 昨日はあっぷるは一日お弁当製造はお休み、メンバー・スタッフ全員で籠屋町の物件に出掛けてきました。メンバーは初めて見る場所、下見と今後の準備に向けてのイメージ作り、何となく喫茶店という輪郭をより鮮明に自分たちのものとしていく為の初めての時間ともなりました。午後からは長時間に渡ってのスタッフ会議、新しい場所での新しい活動に向けての議論を延々と行いました。

 何より貧しい枠組みであるという事「社会福祉法人化してすごいねぇ」という言葉とは正確なまでに反比例、限られた人・限られたメンバー・何よりお金の無さも手伝ってその枠組みを考える事になにより大変な部分が内在していきます。
 お金も人もあればある部分何の問題もない一つ一つの事柄、厳しい現実と向かい合う「しんどさ」みたいなものが華やかな書類や見た目の裏側に確かにあります。

 改修工事や内容の確認、新しい活動への希望、なけなしの中とは言え、せめて時間を楽しく費やしながら事を進めて行ければと思います。
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■2003年07月06日(日)  かわら版7月号 1
 毎月発行しているかわら版7月号、メンバー・スタッフが書き記した文字です。
週明けの月曜日からはいよいよ新規事業「籠屋町店舗」への整えに取り組んでいく時間となります。何より内容の確定、改修工事や購入備品の段取り、お弁当製造数増加に向けた作業内容の見直し、忙しい時間が幾つも用意されているそんな様子のあっぷるとなっていきそうです。

 みんなの努力によってあっぷるも社会福祉法人化の認可が取れたようです。そのお祝い講演に来て下さった色々な人たちに感謝申し上げます。大熊由紀子先生の外国と日本の老後の生き様の大きな違いを見てとてもショックを受けました。デンマークなどでは老後もお年寄りがヘアースタイルも綺麗にして、化粧イヤリングにいたるまで最後まで人生をまっとうする姿や日本ではただベッドで寝ている状態などを見て、外国と日本の福祉の違いを見せつけられた思いです。このスライドを見て色々考えさせられたり、ふと帰りの道中、明日は我が身かと思えてふと寂しくなりました。

 大熊由紀子先生のお話を聞けた事は本当に良かったなぁと思います。それと影で私たちをいつも応援して下さっている皆さんと会えて良かったと思います。いつもの私だったらそんな所にいけへんなと多分に逃げていたと思います。メンバーのみなさんやスタッフのみなさんのお陰だと思っています。逃げる事ばっかりしていたらいけないと思えて良かったです。

 6月21日、ハートランド記念講演がありました。私は大熊先生の講演で福祉の先進国デンマークの老人の笑顔と、統合失調症の人の笑顔が印象に残りました。福祉の後進県、徳島でHEARTLANDのために約200人の聴衆が来て下さってとっても感銘を受けました。

■2003年07月04日(金)  籠屋町店舗物件
dc070417.JPG 154×115 19K 今日の朝、HEARTLANDの理事の杉浦さんと一緒に新しい活動場所となる「籠屋町店舗物件」を訪ねる時間を持ちました。既に契約を終えHEARTLANDの新しい活動場所として、お弁当販売や喫茶店営業を行う事を計画しています。現実の日々の中で何を考え、どんな風にこの場所を使っていくのか、改修や設備整備の諸費用の捻出、継続していくための工夫と維持費の確保、単純な企業の論理だけでは成立しない「彼ら」との共同作業、幾つものハードルが用意されています。

 来週には活動内容の確定、そしてオープンに向けての諸準備や設備改修、喫茶店を支援する寄付広報活動への取り組み、今の場所の始まりの頃を再度リピートしていく、そんな慌ただしい7月となりそうです。

■2003年07月03日(木)  徳島県精神障害者家族会連合会 総会
 今日の午後、徳島市役所横の千秋閣を会場として、徳島県精神障害者家族会連合会総会が開催されました。事務局の美馬さんをはじめとする家族会役員の方々のご努力、並びに地域にある家族会の方々の日々の営とそのご苦労に本当に心が馳せていきます。

 精神科医療の歴史の中、或いはこの国の障害者施策や歴史の中に、家族がずっと背負い続けてきた、家族のみがずっと背負い続けてきたそんな「歴史」の側面が今も確かにあります。市町村の時代、精神保健福祉法の時代とその移りゆきの中で、家族が背負い続けた大きな荷物は少しは軽くなった事実もありますが、まだまだ抜本的な部分での改良はなされていないそんな観は否めません。

 「何でも話してよ」家族以外の人の提言の意味として、そんな言葉を美馬さんから頂いての今日の話となりました。関係者・従事者と呼ばれる私たちが、本当に家族の声や想いにきちんと耳を傾けてきたのか、家族以外の人が本当に家族の荷物を分担して持つことに真摯であったのか、自らへの省みも含めて提言を受けるのは何より「私たち」であるはずです。新しい時代に向かう家族の人たちの想い、役に立てる存在としてのHEARTLANDでありたいと切に願うばかりです。

■2003年07月02日(水)  小松島 みやま苑を訪ねて
 今日の午後はHEARTLANDから約車で40分南に下がった小松島「みやま園」を訪ねて理事長の井内さん、雨宮さんと話を行う時間を持ちました。HEARTLANDからは大久保も臨席、既に前年度社会福祉法人認可の下、小規模通所授産施設としての運営・監査を終えた知的領域の施設、法人認可の下での必要書類や授産会計基準に拠る経理面での話などを教えて頂く形となりました。監査時の様子と県政策課担当局からの指摘事項、社会福祉法人という事であり当然「行わなければならない事」は多々あるとしても、現実の日々の中、どう考えてみても「形式」としか思えないような処理や必要書類が山ほどある事にあらためて驚かされます。

 時間があり、書類だけを扱う場所であれば、ゆとりある「両立」も成立するのでしょうが、私たちが向かい合うものは山積みされた書類ではなく、障害を抱えながら生きている、彼らの「生」なはずです。形式を否定するという事ではなく、現実の中で「必要な事柄」をあえて確認していけるようなHEARTLANDで在りたいと思います。

 明日は徳島県精神障害者家族会連合会の総会、午後に徳島市の会場に出向き話を行う、そんな予定となっています。

■2003年07月01日(火)  今日から7月
本当に早いもので今日から7月、また新しい月代わりへの一日となりました。朝からあっぷるでは通所を希望される方の面接続き、近くの精神病院の援護寮を退寮、その後パートの仕事に就くも離職、そんな単身生活を送る女性、明日からの体験通所の形となりました。午後には50歳を過ぎた男性メンバー、阿南の病院の言語療法士の方や病院スタッフと同伴での来所、少し距離のある徳島市内からの通所を検討、あっぷるでのお弁当作りに臨むそんな面接ともなりました。

 明後日には徳島県精神障害者家族会連合会の定期総会が開催、徳島市の千秋閣をその会場として県の家族会の方々が集います。事務局の美馬さんからの依頼で、外から見ての家族会への提言や意見を述べる予定となっています。家族会立の障害者地域共同作業所を囲む厳しい現実、精神領域の国の補助金が90万円にダウンされた報告も今日届きました。今までの家族会の歴史と意義を確かめながら、共に進んでいける形を急いで考えてみたいと思います。

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