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■2006年06月29日(木)  徳島新聞より取材
 徳島新聞の藤長さんの取材がありました。HEARTLAND設立10周年の記事として取材を行って下さる一環で先日北島田でお弁当作りを行うあっぷるメンバーへのインタビューを行ってくれました。先日の記念パーティー、昨年12月のCOOKING HOUSE・松浦幸子さん講演会、障害者自立支援法に関して‥と様々な機会にHEARTLANDの活動を取材して下さっています。多くの人たちに活動を知って頂く意味合いに於いて、メディアの力は多大なるものがあります。障害者自立支援法に関しても深く学習を進めている様子で、障害者地域共同作業所や地域生活支援の場にある私たちの「声」を誌面に掲載して欲しいものと思っています。

 明日で6月の終わり、猛暑の中に日々のお弁当作りが段々厳しさを増していきます。体調を崩しゆくメンバーも時にあり、何とか暑い暑いお弁当作りの夏をみんなで乗り切りたいと思っています。

■2006年06月28日(水)  振り袖 誕生会
 昨日の午後は6月生まれの誕生会をみんなで行いました。6月誕生月のメンバー・スタッフは女性のKさん1名、招待も含めた石井町にあるボーリング場に出掛け、カラオケをみんなで楽しみました。持ち寄ったお金でのプレゼントはネックレス、素敵な贈り物を進呈されて恒例の誕生会が進みゆきます。
 
 それに先駆けて、振り袖の着付けを行いました。年頃の彼女という事、スタッフ小川の知り合いの方のご協力を得て、きれいに着飾ってゆく彼女の姿がありました。メークは同じあっぷるに通所する女性メンバー、以前メークアップの専門学校に通っていた事もあり、それはそれは見事な化粧の施しでした。記念撮影に微笑む彼女、多分初めてであろう「振り袖」「とても良い誕生日になりました」そう彼女は嬉しそうに写真の中に収まっていました。小さな小さな歳時記、一つ一つのあっぷるがあります。

■2006年06月26日(月)  羽休みのように
 あっぷるを卒業してパート就労に出向いている数名の人がいます。最近ハローワークで仕事を探し徳島市内の大型スーパーで早朝の清掃作業に従事したIさん、約9ヶ月近く継続してあっぷる近くの木工会社で働き続けているNさん、それぞれが空いている時間を見つけては北島田や街の中の喫茶店に立ち寄ってくれます。時には元気良く、時には疲れ切った表情を携えて、仲間がたくさんいるこの場所にまるで羽を休めるかの如く、しばし時間の中に身を置きみんなとの雑談を交わしゆきます。
 遠い昔に訪ねた東京板橋のJHC・サンマリーナ 「港」と呼ばれる彼らのスペースは時に船出してゆくための場として、時に寄港する場として、まさに彼らの心の港としての景色がそこには幾つもありました。人は誰しも時に温かなものを求め、そこに包まれる事でまた再生されていく、そんな事が常としてあります。出たり入ったり、そんな彼らにとってのあっぷるの場所がここには在ります。

 今日は籠屋町の喫茶店で徳島新聞の藤長さんの取材を受けました。先日の障害者自立支援法の記事、HEARTLAND10周年パーティーにも参加、今回は設立10年を迎えたHEARTLANDの取材という事で話を行いました。活動のニュアンスまできちんと取材して下さりそれを文字として綴って下さる事はありがたい事と思っています。メンバーへの取材も含めてしばしHEARTLANDの取材が続くとの事です。

■2006年06月25日(日)  街の中の喫茶店 夕暮れコンサート
 昨夜は街の中の喫茶店あっぷるで「夕暮れコンサート」が行われました、小松島のストリートで歌い続けている武知さんの演奏は素敵な歌声でした。懐かしのフォークソングから尾崎豊までの熱演、参加していた人たちの心に響く素敵な演奏を行って下さいました。武知さんの演奏前に、あっぷるのメンバーも「乾杯」「とんぼ」を熱演、スポットライトの下、少し恥ずかしい笑顔を浮かべながらも熱演を行ってくれました。
 
 夕暮れコンサートは昨年の11月以来の事、また次の機会を予定したいと思います。ぜひその折りには多くの方々に参加頂ければと思います。また快く今回の夕暮れコンサートに出演下さった武知さん、どうもありがとうございました。

ライブレポート WEB http://homepage2.nifty.com/takechihome/livediary.html#2006/06/24

■2006年06月23日(金)  徳島新聞記事より 障害者自立支援法
 今朝の徳島新聞の紙面に「障害者自立支援法」に関しての記事が大きく掲載されていました。負担が増す作業所という事で、障害者地域共同作業所の職員のコメントと共に取材を受けたHEARTLANDからのコメントも一緒に掲載して下さっていました。言うまでもなく今回の障害者自立支援法の余波を受けて、地域の受け皿としての障害者地域共同作業所や地域生活支援を行う様々な施設が揺れ動いています。

 いつの時代も痛みを伴うのは庶民、財源の緊急事態宣言を出したはずの徳島市にあっては何処吹く風、しっかりと夏の賞与は前年比3%+の現実、黙っていても保障が運ばれてくる「官」の方々にはこうした厳しい現実がどのように映るのでしょうか、短絡的に批判を行うつもりはありませんが、今回×となった籠屋町の障害者地域共同作業所への認可申請の一件も含めて理解の出来ないもう片方の「現実」があります。

 先日あっぷるメンバーと一緒に出向いた四国学院大学での講義、その帰り際に「やっぱり苦労をせんかったらあかん、苦労をしてない人は私たちのような者の痛みや苦しみをわかるはずがない。福祉の仕事に就く人は苦労して初めて人の痛みや悲しみがわかる‥」女性のメンバーがそう呟きました。きちんと生きようとする彼女の言葉にさえ到底追いついていない「福祉」の現実が横たわるばかりです。

■2006年06月22日(木)  愛媛を訪ねて
 昨日は一日お弁当製造を臨時に休業してスタッフ全員で愛媛を訪ねました。訪ねた先は小規模通所授産施設ハートピアみなみ、いつもの徳永さんと共に障害者自立支援法の後先に関しての協議や検証を行う事がその一番の目的でした。障害者地域共同作業所としての認証に至らなかった籠屋町の街の中の喫茶店、障害者自立支援法下の新事業への移行という部分に関して、籠屋町・北島田とそれぞれの場所をどのように考え位置づけていくのか、最新の情報等も織り交ぜての意見交換も充分に行いました。
 
 また近くにある「ジョブサポート愛媛」も訪問、施設長の河野さんはじめスタッフとの再会の時間も意義在る時間となりました。夕刻にはハートピア、ジョブ、HEARTLANDのスタッフ全員が揃っての夕食会、互いの交流機会も含めて色々な話を交わす事が出来ました。お盆時、阿波踊りの際には街の中の喫茶店に訪ねて来てくれる予定も確定、一緒に「かき氷」の販売を行う事も話し合いました。片道約2時間30分の距離、時折しか行き来が出来ないそれぞれであっても、共感しうる部分が前提にあればいつでも話が始められていきます。リフレッシュの意味も含めてまた明日からの日々となります。

■2006年06月20日(火)  四国学院大学 メンバー体験発表
 今日は午後、四国学院大学の講義がありあっぷるメンバー2名と共に善通寺に出向いてきました。事例検討の講義の一コマとしてのあっぷるメンバー2人からの体験発表と2人を囲んでの面接等、実際の彼らの「声」に触れてもらう形の中、学生たちに様々な事柄を感じてもらえたらとの設定で行いました。酸いも甘いもくぐり抜けたメンバー、人生の経験を重ねてきた月日「痛みや悲しみをきちんとわかってくれる人になって欲しい」「何でも苦労を重ねていかなければならない」そんな重みのある人生の言葉を2人は自身の過去を交えながらきちんと伝えてくれました。

 また今日は大阪高槻から街の中の喫茶店あっぷるに7名の来客がありました。大学に出向いていてお逢い出来なかったのですが、高槻地域生活支援センターのスタッフ・メンバーさんが遠路はるばる籠屋町の喫茶店を訪ねて下さいました。また一つの交流機会として今後もおつき合い頂ければ幸いです。

■2006年06月19日(月)  徳島北ロータリークラブ チャリティーコンサート
 昨日の午後、徳島市内の大塚ヴェガホールにて徳島北ロータリークラブ様主催による藤川尚美ソプラノコンサートに出向いてきました。ロータリークラブの取り計らいにより、コンサートの義援金をチャリティーの形でご寄付頂ける事となり、コンサート終了時、満員の300名程度のお客様の前で寄附金の目録を頂きました。同じ障害者地域共同作業所として太陽と緑の会杉浦さん、きのこハウス横田さんも参加、3名が壇上に上がってご挨拶もさせて頂く事となりました。
 先日はロータリーの仁木様がわざわざHEARTLANDまで出向いて下さってのご挨拶も頂き、厳しい状況の中に多大なるご厚意を賜りました事に、心より御礼申し上げたい次第であります。

 障害者自立支援法、今回の籠屋町の一件となかなか「公」からの「認識」や「施し」が頂けない厳しい状況の中、こうした贈り物は本当にありがたい事と嬉しく思います。何処かで誰かがきちんと見て下さっている、その事をもう一度信じながら進んでいきたいと切に願います。
 徳島北ロータリークラブの皆様方のご厚意に御礼申し上げます。

■2006年06月18日(日)  HEARTLAND 10周年記念 第2弾 記念講演会
 まだ先日の10周年記念パーティの余韻も覚めぬ中、昨日今日と抜け殻のような休日を過ごしています。振り返るには充分早すぎて、かと言って瞬間瞬間に様々な出来事がフラッシュバックする中、10年の歳月の一こま一こまが瞬間的にも浮かんでは消えていきます。まだ昔を懐かしく思える程満たされた「今」がある訳でもなく、また新しい活動の日々をみんなで創り上げていくことに専念したいと思います。
 10周年記念の第2弾として、来る7月22日の土曜日、街の中の喫茶店あっぷるで記念講演会を予定しています。記念にふさわしい人として、今回は大阪府箕面市・「障害者問題季刊誌・そよ風のように街に出よう」編集長河野秀忠氏をお迎えして記念の講演会を開く事としています。溢れんばかりのヒューマニズム、温かでありそして激しく障害者市民運動に関わってきた素晴らしい話が聞かれる事と今から楽しみにしています。詳細は追ってお知らせします、ぜひお楽しみに。

 そよ風のように街に出よう WEB http://www.hi-ho.ne.jp/soyokaze/index.htm

■2006年06月17日(土)  HEARTLAND 10周年記念パーティー
IMG_0241.JPG 346×231 20K 昨夜はとてもとても素敵な時間となりました。HEARTLAND設立10周年を記念してのパーテイーと式典、本当に多数の方々に囲まれての「今」にあらためて感謝感謝の気持ちで一杯でした。パーティーに先駆けての記念式典、この場所を貸して下さった家主の岸さん、いつもいつもこの場所の支援を続けて下さった同朋、太陽と緑の会杉浦さん、温かく活動を見守り続けて下さったお隣の吉田さん、みんなの寄せ書きと感謝状・記念品の贈呈を行いました。
 乾ききった世の中と世情、殺伐とした時代の中にあって、この場所には人が人として息づく確かなものが横たわっているように思えてなりません。それは様々なハンディーを抱え持つ彼ら自身の「メッセージ」であると共に、みんなで大切にし続けてきたヒューマニズムのかけらの様な物なのかも知れません。

 障害者自立支援法の後先、籠屋町の障害者地域共同作業所認可、行政との折衝、確かに大切な事ではあるのでしょうが、そんなものの一つや二つは別にどうって事のない程「小さなもの」と思えてなりません。人が人として息づいていくこと、やるせなさも通わない「世の中」にあって、まだまだこの場所に転がる「夢」は色あせる事無く輝き続けています。
 新しい日々に向けての出発、この10年の時間の中に出会えて全ての方々に感謝すると共に、今この場所で共に「在り続ける」あっぷるメンバー・スタッフを何よりも大切な「誇り」と思います。

■2006年06月15日(木)  いよいよ明日記念パーティー
 いよいよ明日はHEARTLAND設立10周年の記念パーティーが行われる事となりました。今年は区切りの年でもあり式典を交えての時間、数え切れない人たちの支援の下に綴ってきた今日までの日々ではありますが、特別にお世話になった方々への感謝状や記念品の贈呈もと思っています。毎年行ってきたこの式典も10回目、始まりの頃はいつも乾杯の音頭は家主の岸さんが行うのが恒例となっていました。狭いスペースに数え切れない人が入り、熱気と優しさに包まれた時間が継続されるたびに嬉しく思えたものでした。

 記念式典、一つの区切りといってもまだまだ「感傷」にひたる暇もなく、障害者自立支援法に囲まれた現実から見渡す未来は霧の中にあるままです。障害者地域共同作業所としての補助金申請を行ってきた「街の中の喫茶店あっぷる」も厳しい現実に包まれ補助金運営が叶わない結論となりました。

 一個人・一団体の在り方の問題ではなく、これは紛れもなく徳島県、徳島市に在る「障害者福祉」の問題であるはずです。「厳しい財源事情」と事あるたびに出てくる論理はあっても、全く「金がない」という事ではないはずです。市町村裁量、一般財源化、公共事業への投資を重きとするのか、福祉へのあてがいをきちんと確保するのか、私たちの在り方が「問われ続けられる」ばかりではなく、まさに「公」の在り方が問われて然りの部分がある訳です。想い出に染まる時間ではなくて、明日に向かっての「決起の時」にしたいと思っています。

■2006年06月13日(火)  徳島ロータリークラブより寄附金
 先日徳島ロータリークラブの仁木様、高原様がHEARTLANDを訪ねてきて下さいました。来る18日に川内の大塚ヴェガホールで行われるチャリティーコンサートの寄附金をHEARTLANDに贈呈して下さる事となり、その連絡のためにわざわざ足を運んで下さいました。事の始まりは石井町の社会福祉協議会・芳川さんからの推挙、太陽と緑の会・きのこハウス、そしてHEARTLANDと3団体に善意の寄附金を頂ける形となりました。当日はコンサート会場に出向き、贈呈式に参加、障害者地域共同作業所の現状等を含めた御礼のご挨拶をさせて頂く事となっています。
 10周年を記念しての日々に、こうした善意在る贈り物を頂ける事に心より感謝申し上げます。徳島ロータリークラブ様のご好意に御礼申し上げます。

 HEARTLANDはいよいよ今週金曜日に記念のパーティー、今年は例年にも増して多くの方々が参加いただける様子、当日は18時より式典を含めたパーティーが始まりました。ぜひお気軽にご参加いただければと想っています。

■2006年06月12日(月)  HEARTLAND 10周年 あの頃
 今週の金曜日に恒例となった「HEARTLAND設立記念パーティー」が開催される予定となっています。今年は例年に少し趣向を凝らして、10周年を迎えた事の記念式典も併せて行う事としています。場所柄簡単な式典とはなりますが、この10年の活動を支えて下さった多くの方々への「感謝の意」を表する時間になればと思っています。当日は18時からパーティー開始、式典・バンド演奏があり盛大なパーティーにになればと楽しみにしています。

 式典では感謝の意を表して数名の方々に感謝状の贈呈をと考えています。数多く、しかもお逢いした事さえもない全国の方々から支援や激励を頂きながらの始まりではあったのですが、何をさて置いてもこの場所の家主さん、岸さんとの出会いが全ての始まりであった事は言うまでもありません。探し歩き、断られ続けた1年、彼らと共に始めていく事の困難さに直面し、半ばあきらめかけていた頃に出会えた偶然、二つ返事の岸さんとの出会いがなければ「今」を想像する事はとても出来そうにありません。「お金ないんでしょ、家賃いいですよ」「いやいやそれでは半分の家賃でも‥」そんなやりとりの始まりの頃、最近では理事会でお逢いする度に「もういいですよ‥」とまで笑いながら話して下さいます。

 階段さえ無かった今の物件、縄ばしごをかけ登り契約を交わしてあの時、「いいですよ、どうぞ使ってください」岸さんの背中越しに見えた6月の高い空、全てはあの時から始まりました。

■2006年06月10日(土)  COOKING HOUSE
 今夜は久しぶりのCOOKING HOUSEの時間を持ちました。メンバー・スタッフ、多くの人が集まってのにぎやかなCOOKING HOUSEとなりました。メニューも盛りだくさん、ミートスパゲッティーに炊き込みご飯、サラダにデザートがついて「お腹一杯」の夕食をみんなでにぎやかに作り、笑顔の中に食事を進めました。昼の弁当作り・喫茶店業務が多忙な事もあって、なかなか毎週土曜日の開催が出来ていないCOOKING HOUSEではありますが、開かれた時間の中では、昼間とはまた違った表情の「彼ら」に出会う事があります。今月24日のCOOKING HOUSEでは「夕暮れコンサート」も予定されています。ぜひCOOKING HOUSEの時間にお越し頂ければと思います。

 食事の後はミーティング、10周年記念式典の打合せ、そして何よりの議題としての秋の旅行の行き先確定、何だかんだと話を繰り返しながら、ようやく東北方面と南紀白浜の2カ所に絞られてきました。最終的な確定は日をあらためてまたみんなと決めていく事となりました。昨年の北海道に続いて楽しい旅行企画となりそうです。

■2006年06月09日(金)  弁当製造170食
 今日は特別注文の日、通常の弁当製造数にオンする形で170食の弁当製造をみんなで行いました。いつもの出勤時間よりも早い時間7:00に集合、店頭販売・配達も含めた特別の一日をみんなで行いました。大量の注文を頂いた先は、中央福祉事務所さんからのもの、北島町で行われている障害者のスポーツ大会の昼食としての注文でした。先日の香川への旅行疲れも「語る暇」も無く、みんなで製造をバタバタと終えました。週が明けた月曜日にはまたまた120食を超えての製造が予定されています。手元の日々は相変わらず多忙ではあるのですが、多くの方々からあっぷるのお弁当を注文頂けることは、それはそれはありがたい事でもあります。

 明日は街の中の喫茶店あっぷるでCOOKING HOUSEの予定、夕刻16:00頃からみんなが集まり久しぶりのCOOKING HOUSEを行う事としています。来週はHEARTLAND10周年記念のパーティーが予定されています。記念品・感謝状も手作りでみんなが用意を進めています、温かい10周年記念のパーテイーとなりそうです。多くの方々の参加をお待ちしています。

■2006年06月07日(水)  コスモスの家を訪ねて
 今日は一日北島田のお弁当作り、街の中の喫茶店の活動をお休みして香川県に出向いてきました。コスモスの家の竹内さんを訪ねてメンバー・スタッフみんなで一日バス旅行を兼ねての時間となりました。県の福祉バスを利用しての旅、スタッフ間では何度も行き来があり、竹内さんとの交信も絶え間なく行ってきたのですが、メンバーを交えての施設見学は今回が初めての機会となりました。

 お遍路の駅こくふでは用意をして下さったお弁当を挟み、施設の概要説明やメンバーからの質問等を交えてのものとなりました。地域・街に根ざした活動とロケーションの良さ、近隣の方々との活動も随分と行われているとの事でした。昼食の後は一路コスモスの家へ、竹内さんとの再会に始まり、メンバー交流の時間、スタッフ同士の雑談等、とても素敵な一日となりました。帰路には屋島四国村横のうどん屋に立ち寄り舌鼓、明日からのまた忙しい日々に備えてのリフレッシュタイムともなりました。
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■2006年06月06日(火)  「人権って何‥」
 今日は火曜日という事でいそいそと四国学院大学に出向いての講義、絶好の初夏を思わせる行楽日和にあっても講義の内容は「人権って何‥」ととてつもなく大きなテーマの中、若き彼らと共に短い時間の中に考える作業を行いました。4月から顔見知りになったお互いの距離も縮まり、よりフランクに若き彼らと向かい会えるこの時間を楽しみと思えるようになってきました。古く使い古され役に立たない事もたくさん身にまとってしまった「こちら」にとって、みずみずしい「感性」に溢れた彼らの言葉や眼差しは一服の清涼剤として考える「きっかけ」をたくさん届けてくれます。
 「人権」大きなテーマに沿った河野秀忠さん(そよ風のように街に出よう・編集長)の文章と、河野さんが綴った大阪箕面市の人権宣言を眺めながら彼らとの「時間」としました。

 
障害者問題季刊誌「そよ風のように街に出よう」    編集長 河野秀忠

 多くの人たちは、障害者市民問題を福祉問題ととらえますが、障害者市民問題とは、単なる行政手法である福祉の問題ではなく、人権問題です。
 世界史の中で障害者市民が初めて登場するのは、障害者を船に乗せて食料も何も積まず海へ流す、ローマのいわゆる棄民船です。日本の神話では蛭子伝説があります。また、室町時代には視覚障害者が検校(けんぎょう)制度という特別な待遇を受けて、かろうじて生き残った歴史的事実もあります。

 日本における基本的障害者政策は棄民政策です。何処かに棄てる。近代では山の中に施設を作ってそこに障害者市民を棄てる、というように機能しています。
 今、深夜にNHKドキュメンタリーシリーズでアウシュビッツの記録を放映しています。普通アウシュビッツというとユダヤユダヤ人のことが大きく問題にされますが、最初は障害を持つ働けない知的障害者のひとたちが40万人余り殺され、次に飯を食わさないといけないソビエト兵捕虜、その次にユダヤ人の子ども、その次に、ユダヤ人ゲットーから人々を集めてきては殺したのです。

 これらに端的に見られるのは、ひとは働いて社会に貢献してこそ一丁前の人間であるとの考えです。ボクたちの意識の奥底に、障害者市民を異端視する考え方を核としてあります。わずか60年前に世界的規模での大虐殺があって以降も、連綿として障害者が施設に収容され、地域社会で生きることを拒否され殺され続けてきた事実があるのです。部落差別の場合は親子代々、地域丸ごとで部落民と蔑まれ続けてきた歴史がありますが、障害者市民の場合はどこにでも生まれるし、階層に関係がありません。障害者が障害者を産むことは非常に珍しく、多くの場合で健全児と呼ばれる子どもが誕生します。

 差し障りがあって、からだに障害があるものを障害者。まったく健やかな者は健全者・・まったく健やかな人間なんておらんのにです。それなのにボクたちは漠然と、なんとなく、自分が健全者でその対極にいるのが障害者だと思っています、これがボクたちの見識の基礎になっているのです。


箕面市 人権宣言

 わたしたち、みのお市民は、みどり豊かなわたしたちの街をこよなく愛しています。この街に住み、この街で暮らすすべての市民がだれひとりとして「人権」を踏みにじられ、涙をこぼすことがあってはならないと願っています。わたしたちはそのために、引きも切らずに続く「にんげんを否定する」ことがらに、しっかりと向き合いそれをなくすために行動したいと考えています。このように、愛すること、願うこと、考えること、行動することは、みのお市民のたからかな誇りです。
わたしのために・あなたのために・みんなのために、にんげんの街みのおを育てます。日本国憲法のこころ、市民の風で、ここ箕面市を「人権の街」として宣言します。

■2006年06月05日(月)  給料ミーティング
 今日の午後、街の中の喫茶店・北島田とそれぞれの場所で先月分の給料ミーティングが行われました。HEARTLAND設立の頃から行ってきたこの給料ミーティング、人が人を評価するという「矛盾」を前提に含めてのものでもあり、なかなか「リアル」に給料を分け合う作業は毎回毎回難しいものだなと実感します。ただこうしたルーチンの作業を繰り返していく中、じつは彼らを見ている「スタッフ」と呼ばれている私たち自身の側が、彼らから「見られている」事を意識していく訳です。彼らのためのスタイルでもあり、それは同時に私たちが「スタッフ」になっていくための時間でもある訳です。

 名札をかざして「私はスタッフです」と話しても言葉だけでは何一つ追いついてはいきません。試されるような彼らの視線の下に言葉を送る、ぎりぎりの中での無言の立ち姿、そこをきちんと彼らに見てもらう事で、一つ一つこちら側がスタッフとしての責任と自覚を育まれていく、まさにそんな感じがするHEARTLANDの給料ミーティングでもあります。

■2006年06月04日(日)  徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会 総会
DSC02411.JPG 308×231 13K 昨日の午後に徳島県総合福祉センターで第10回目となる徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会の定期総会が行われました。総会に先立つ形で行われた「障害者自立支援法」考えるシンポジューム、県担当課である障害福祉課・健康増進課の方も参加されて様々な見解からの話を行いました。パネラーとしてそれぞれの障害者地域共同作業所から考える未来図についての話がありました。NPO法人を取得、地域活動センターへの移行の形、個別給付として就労移行支援を模索する形、そんなものは関係なしに何もまとわずに進みゆくとの形、フロアーからの質疑も含めてリアリティーある約2時間の話し合いとなりました。
 パネラーであった山崎会長の言葉「地域福祉は地域と共に在るべき、障害者自立支援法とは関係なくどんな風に地域に認められていくか」私たちの活動の原点とも言える「核」の部分の提言はあらためて新鮮な響きでもありました。やもすると「どう存続させていくのか‥」に追い立てられ、その場所の現実や利用する「彼ら」の事を置き去りにしたような議論は、今まで培ってきた歴史と意味を放棄するかの如くにも聞こえゆきます。
 
 裁量的経費、市町村委託、そして誰に選ばれるのか、崖っぷちに立たされた観が日増しにする「障害者地域共同作業所」の「今」道行く課題はまだまだ山積みされている観が否めません。「NPO法人とは福祉以外の活動も含めて行っていくべきもの‥」と語られた障害福祉課・川口課長補佐さんの言葉、「福祉」さえも行えているとは決して思えない、厳しく貧しい状況に於かれ続けてきた「障害者地域共同作業所」の現実、まだまだ未来は霧の中にあります。

■2006年06月02日(金)  明日の作業所連絡協議会総会
 明日の午後に徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会・総会が行われる予定となっています。今日はその打合せも兼ねてリサイクルの杉浦さんと長い時間話し合いを行いました。先日の講演会の雑談も交えて、明日の総会時に行われるシンポジュームに関しての色合いを確認しあいました。県の障害福祉課・健康増進課の担当職員も臨席しての時間、議題は言うまでもなく「障害者自立支援法」となります。
 市町村の見解、障害者福祉計画の策定、どんな風に障害者地域共同作業所が「存続」してゆくのか、県の見解による道標への「ガイド」となる話はしっかりと聞きたいと思いますが、質問・問い合わせのみの方向ではなく、この時期にあって「自分たちがどうするのか」市町村への相談・協議を進めていく今にあって、その点が何より大切な部分となっていきます。
 徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会としての役割、年度年度の定例総会でもあり、今年度の事業計画もその辺りの色合いを含みながら考えていきたいと思っています。

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