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■2007年03月31日(土)  城西病院より寄附金
 昨日HEARTLAND近くの城西病院に出向いてきました。数日前に病院から連絡があり、バザーの収益金をHEARTLANDにご寄付下さるとの事、井上院長先生、事務長よりご寄付を頂きに参ってきました。城西病院で治療中の通所メンバーも多数あり「普段お世話になっています‥」との井上先生のお言葉と共に寄付を頂きました。温かなお心遣いに本当に感謝申し上げます。

 昨日は年度末最終の1日、入出金等、経理面の処理を行うと共に担当の平岡税理士さんも来所、一年の経理面での締めを行う1日となりました。今日明日のお休みをはさんでいよいよ新年度、メンバーも1週間の休息を終えて明日また元気に顔を揃えてくれる事を楽しみに待ちたいと思います。

■2007年03月29日(木)  3月もあと少し
 今週1週間、年度末のお休みという事もあってあっぷるは静かな日々でもあります。歳を取るたびに本当に時間の経つ速さに驚く事がしばしあります。若かった頃は時間は余るほどあるものだと、考える事さえ無いままに過ごした事を思うと、今が充実しているのかどうかさえも解らないそんな日常であるのかも知れません。

 新しい4月、来週の月曜日にはまたあっぷるのメンバーが集い、慌ただしく日々のお弁当作りや喫茶店での業務に携わっていく事になります。障害者自立支援法の意とする事が何であるかは別としても、HEARTLANDという場所の「役割」みたいな事をあらためて再考していければと思っています。社会復帰・退院促進事業として病棟転用も可能とする施策が「今」批判を多方面から浴びています。一施設に1億円の財源が渡されるとの施策、社会的入院の解消をそうした形で対処していこうとする施策、二極化が進む福祉状況にあって、本当の意味での精神障害を持つ人たちの「福祉」はどのように公として保障されていくのか‥、何一つ始まっていないのに、厳しい時代になったものだとため息さえも覚えてしまいます。
 新しい年度が目前、新しい活動への再考をと思っています。

■2007年03月28日(水)  プロフェッショナルの定義
 プロフェッショナルの定義として「自分の事をきちんと自分で評価できる‥」そんな言葉をいつも考えては来たのですが、先日のNHKテレビでアニメ監督の宮崎氏が「半分素人感覚」「好きになる」という言葉をテレビ越しに語っており変に納得をしてしまいました。好きであるかどうか、当たり前の事ではあるのですが、これは非常に奥行きの在る言葉で、フト自分自身の「今」に照らし合わせていました。
 
 障害者自立支援法の移行申請、追い立てられるように流れる日々、行き場の無い怒りみたいな感情、フト気づくと原点であるべき「彼ら」との事を遠く置き去りにしているような空虚を覚えてしまいます。どうでも良いことは本当にどうでもいいこと、大切なことは本当に大切なこと、そんな小さな事の確認作業さえままならない状況が混沌と進みゆきます。

 かれこれ10年の時間が流れたHEARTLAND、あらためて自分自身が属する事柄として、のんびりとこの休息の時間に整理をしていければと思っています。

■2007年03月26日(月)  籠屋町商店街 さくら祭
 籠屋町のブログにも書き記している様に、籠屋町商店街で行われた先日の「さくら祭」は本当に盛況な様子だったようです。スタッフからの「店を開けて良かった」との報告を受けました。かれこれ3年半、最初は互いに意識しあった中での始まりも、随分と時が流れると互いに「優しく」なっていくもの、商店街の方々がきちんとHEARTLANDの活動を見守って下さっている事にあらためて気づかされていきます。
 
 人と人、人と社会の中で「疲れた心」がもしあるのなら、それは何処で回復・元気になっていくのだろう‥そんな素朴な思いを抱えながら彼らと過ごした時間の果てに、今の活動の原型が在りました。人によって迷う事があり、人によって救われる時が常に在ります。さりげなく「風景」になっていった街の中の喫茶店の活動を手前ながら「誇り」に思えるそんな時が在ります。 

■2007年03月25日(日)  しばしの春休み
 年度末、障害者自立支援法への移行も含めてあわただしい3月の末という事もあり、日常のお弁当製造と喫茶店業務を約1週間お休みする形としました。年度末決算・棚卸、今後のHEARTLANDの模索といった、時間を費やして「考えるべきこと」に囲まれている今でもあり、少しゆっくりと「自分たち」の問題を整理するための時間を過ごさせて頂こうと思っています。
 お弁当・喫茶店のお客様には色々とご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解とご協力の程、よろしくお願い致します。通常の営業は4月2日(月)より

 今日は籠屋町商店街で昨年も開催された「桜まつり」が行われます。今年はこうした事情もあり昨年の参加のようにはなかなかいけないのですが、街の中の喫茶店はみんなで1日営業を行う事となりました。お祭りの控室という役割もあり、1日みんなで喫茶店を営業する予定となっています。

■2007年03月22日(木)  なつかしい風景 「福祉の思想」
籠屋町 ブログより

「NHKスペシャル・ラストメッセージ」を見ました。 近江学園・びわこ学園等を創設し、「この子らを世の光に」の言葉で有名な糸賀一雄さんの今から60年も前のお話でした。

 全然知らなかった放送をスタッフからの電話で聞き思わずテレビをつけました。なつかしい風景、自分自身の「原点」となった風景の一コマ一コマが映し出されていくと共に、時間を超えて「あの頃」が鮮やかによみがえってきます。確かにあの頃は福祉は「思想」であった事をあらためて思うのです。
 
 人が人として息づいている、人が人として人を見つめようとしている、そんな時代にあって「福祉」はヒューマニズムに満ちた「思想」そのものでした。
 つまらない形式ではなく目の前の現実、在るべき論では無く、無き部分からの創生、そこにはきちんと「人」が「人として」いた訳だろうと思うのです。
 「障害を持つ子ども全ての可能性‥」糸賀さんの肉声がテレビの中から響きます。可能性を阻み限定していく法律や行政施策、その中に「福祉」はあるはずもなく、60年の時代の果てに何が変わったのかさえ精算が出来ていない、そんな現実がきちんと横行していきます。「福祉の思想」「この子らを世の光に」再考していきたいと思います。 

 NHKスペシャル http://www.nhk.or.jp/special/onair/070320.html

■2007年03月21日(水)  吉備国際大学社会福祉学部 職員懇談会
 吉備国際大学社会福祉学部の職員懇談会があり岡山に出向いてきました。昨年から講義を受け持ち、来年度も引き続き社会福祉学部の講義を5科目程、受け持つ事になっています。徳島から片道約2時間の距離、毎週車を走らせての大学ではあるのですが、日々学習といった感じを持ちながらの道程でもありました。気が付くと40代半ば、「伝える」年頃になってきた我が身に苦笑いを覚えながらも、自分にとって大切な時間でもある事を、今日の懇談会の席にあって改めて思いました。
 現場の空気感みたいなもの、教科書の行間、今感じていること、そんな一つ一つを、夢多き若き人たちに伝えられたらと思ってもいます。

 少子化の時代、なかなか大変な大学運営の実情、何が良き教員かは難しい事でもあるのですが、せめて「想い」だけは言葉に出来れば‥と思いながらまた4月からの時間を過ごしていきたいと思っています。

■2007年03月20日(火)  徳島市障害者自立支援協議会に参加
 昨日の午後、徳島市役所に於いて「徳島障害者自立支援協議会」の設立会議が開催され、徳島県精神保健福祉士会の代表の形で参加してきました。障害者自立支援法の中で大きな役割を果たすべき協議体としての第1回目となる会議、関係機関・関係団体19名の構成員を持っての協議会の始まりとなりました。事務局より協議会の概要や在り方が説明され、その後議題審議へとなりました。色々な問題を含んでの障害者自立支援法、法の是非は別としても、ネットワークの構築や柔軟な法の適性運営等、この会議の果たすべき役割には大きなものがあると思っています。2年間の任期、委員の立場として自分なりに出来る事を考えて行ければと思っています。

 街の中の喫茶店あっぷる、お隣の銀丁さんご主人が、いつもいつもあっぷるのお弁当を籠屋町商店街のブログに画像入りでUPして下さっています。障害者自立支援法移行についての状況も随時話を聞いて下さり「あっぷるがこの商店街から無くなったら困る、何かあればみんなで署名でも集めようかと会長さんも話をしている‥、経過報告も含めて何でも言って下さいね、力になりますから‥」とそんな温かなお言葉を掛けて下さいました。籠屋町のブログにスタッフ阿部が書き記しているように、本当にありがたい事と痛み入ります、4月も間近、移行申請に関しての協議や手続きを早急に進めていきたいと思っています。

■2007年03月17日(土)  理事会 評議員会の開催
 今日の夕刻から法人理事会・評議員会を街の中の喫茶店あっぷるで開催しました。年度末・障害者自立支援法移行に伴い多くの懸案事項があり、長い時間に及んでの話し合いとなりました。移行に伴う「定款変更」は全員一致で承認、事業報告・来年度移行を前提として事業計画や予算等を検討してゆく中、新しいHEARTLANDの「形」を模索していく事への時間ともなりました。

 かれこれ10年、動き行く状況と共に「在り続けた」HEARTLANDの活動、新しく大きな「局面」に今立っている事を実感していきます。法や施策の中にうたわれる「理念」と現実とのギャップは余りあるほど大きな隔たりがあり、現実に立脚すれはする程、法体系の中には収まりきらない「現実」が在ります。初めに法ありきではなく、あくまで彼らの現実に立脚した、そんな日々を再構築していく必要が何よりあるように思えてなりません。

■2007年03月15日(木)  街の中の喫茶店 絵が変わりました。
 街の中の喫茶店あっぷるの絵が約1年ぶりに変わりました。昨日はきんこさんが来所、詳細は籠屋町のブログにも書き記している通り、素敵な絵が壁に飾られています。きんこさんのWEBにも詳細が掲載されています。新しい雰囲気になった街の中の喫茶店にぜひお越し下さい。

きんこアートクラブ日誌 http://artclub2.exblog.jp/m2007-03-01/#4852908

■2007年03月14日(水)  かわら版 3月号より
 先月90食製造頑張ろう宣言をしたにもかかわらず、早くも断念。頑張って作ろうよと言う人もいれば、もうだめと言う人も。ここで障害に負けずに乗り越えようよとスタッフも頑張るのですが・・。完売はありがたくお客様の笑顔に励まされ嬉しい反面、なかなか応えられないものだなあと痛感しています。でも喫茶あっぷるのほうは連日賑わう喫茶店で、毎日聞く朗報が私の元気の元です。先日、県家族会の美馬さんが来て下さった時「ここが根付いたということや・・私も嬉しい」と言ってくれたと聞き、その言葉が私も嬉しかったです。4月からの新事業に関しまだ返事を頂けてなくて、スタッフの心の揺れがメンバーにも伝染しているのかもしれません。年度末でもあるし、きっと行政監査もあるし。慌しい3月を過ぎて、皆で満開の桜を観に行ける日が来ますように!                           スタッフ小西英子

 先月2月8日に県に提出した就労継続支援B型事業の移行への回答をいただけないうちは何一つ決まっていかないというのに四月はもう目の前。新しい季節を迎える「心」の構えもできないままに時間は瞬く間に過ぎていきます。「これからどうなるの」スーとすきま風が吹いたようなメンバーの心も揺れて疲れて・・・メッキリ笑い声も減ったような気がします。皆で力を合わせて作るお弁当、それを買ってくださるお客様がいるという「小さな居場所」の当たり前のような毎日はこれから先もあり続けるとしか考えられないのです。桜咲く春は県からもうすぐ届くと信じて待ちたいと思います。                                          スタッフ 小川信子

 桜のきれいな春は「出会い」や「別れ」が多く、心の揺れ動く季節です。希望にあふれ一歩を生み出す人、暖かく気持ちがいいので一休みする人、様々な人が行き交います。あっぷるでも早、別れもあり、出会いもありました。私もあっぷるに来るようになって3ヶ月。別れは寂しいですけれど、次のステップを踏み出した人を見送るのは寂しいよりも嬉しく、頑張ってという気持ちで一杯です。あっぷるの風とは違う、世の中の風をこれから真正面から受け、考え、悩み、進んでいってくれる事を願うばかりです。人生、長い道のり、のんびりとたまには立ち止まり、一息、二息入れながら「ぼちぼち」と歩いていけたらと思います。 スタッフ 小倉輝美

■2007年03月13日(火)  特別注文 お弁当製造 130食
 今日は特別注文の1日、通常の90食にオンする形で130食を超えてのお弁当製造をみんなが行いました。朝早くからの作業、実習に昨日から来ている吉備国際大学の学生も含めて大忙しの1日となりました。てきぱきと手際よく作業を進めていく彼等、定刻の時間にはきっちりと今日一日の仕事を終えた充足感に包まれていきます。130食、90食と一言ではあるのですが、これはなかなか「すごい」事でもあるなぁとフト思ってしまう時も多々あります。約10年越しの経験や知恵みたいなものが集積しての「お弁当」、知り合い・関係者への「押し売り」ではなく、全てが通り行く人たちの元に運ばれているという事、精神の障害や病を抱え持った彼等の「営み」は大きなメッセージと共に毎日90人の人に届けられているという事です。

 何一つ無かった場所から始まったHEARTLAND、見かけは決してきれいな場所では無いのですが、この場所にはきちんとした私たちの「営み」が在ることを誇りに思います。
 

■2007年03月12日(月)  徳島市障害者自立支援協議会
 来週の月曜日、徳島市障害者自立支援協議会が午後に開催される予定となっています。障害者自立支援法・市町村障害者福祉計画策定、その協議体としての会議であり、HEARTLANDという事ではなく、徳島県精神保健福祉士協会の会長の立場で協議会に参画させて頂く予定となっています。今回はその会議の第1回目という事でもあり、どんな風な色合いの下に会議が進められていくのか‥、そして「実」の部分として障害や様々なハンディーを持つ人たちにとって、より良い施策となるようなそんな話し合いの場になればと思います。制度を緩やかに、そして弾力的に人に近づけていくのはやはり「人」である訳です。形式的な会議ではなく「実」の在る協議対として機能していけばと期待もしています。

 
 閑休話題  3/25 (日) Beatless Live 19:00 高松ライブハウスBeatles

昨年にもライブを行った高松のライブハウスBeatlesからオファーがあり、今月25日にまたライブ演奏を行う予定となっています。詳細は下記WEBを見てください。
時間のある方、ぜひお越し頂ければと思います。またGeorgeHarrison役(リードギター)を募集中、お知り合いでビートルズの好きなギターを弾ける人がいましたらご連絡下さい。宜しくお願いします。

高松Beatles http://ew.sanuki.ne.jp/live.btl/

■2007年03月11日(日)  HEARTLAND スタッフ
 3月ももう半ば、早いものでバタバタと過ぎる時間の早さに驚くばかりの日々でもあります。4月からの新事業移行に向けて、まだ県からの回答は届いてはいませんが社会福祉法人年度末という3月の意味合いも含め、残り後半の時間もあっという間に多分過ぎていくのかも知れません。
 メンバーの日々の頑張りは言うまでもないのですが、スタッフの事も考えずにはいられない‥今に始まった事ではないのですがそんな事を感謝の気持ちと共に常に思います。朝から夕刻まで、時には自宅に持ち帰っての仕事、彼等との対応を行い日々の弁当製造・喫茶店業務をこなす‥多忙極まりないこの場所のスタッフの「仕事と役割」が在ります。
 されど精神障害者小規模通所授産施設という小さな枠組み、1000万円の運営費の中、限られた職員「人件費」では「給料」と呼べるものさえ保障出来ない「貧しさ」がきちんと在ります。固定した保障給は無くまして賞与はあるはずもなく、当然社会保険や年休も無し、そんな中に日々を紡いでくれています。

 私たちの貧しさは彼等の貧しさであり、彼等の貧しさは私たちの貧しさであり、それはひっくるまってこの場所の、そして障害者施策の貧しさを語り行きます。世の中は立派な人たちの群れが成り立たせているのでは決して無く、こうした無名の人たちやささやかに生きる市民の営みによってきちんと成り立っている、そんな事をいつもいつもスタッフや彼等を眺めながら思います。

■2007年03月09日(金)  街の中の喫茶店見学 精神保健福祉士黒下さん
 昨日は市内の第一病院で精神保健福祉士として勤務する黒下さんが実習の学生を連れて街の中の喫茶店まで来てくれました。精神保健福祉士・作業療法士の実習学生2名と共に来所、HEARTLANDの沿革や街の中の喫茶店のコンセプト、メンバーとの意見交換も含めての時間となりました。遠いあの頃とは違いスマートに精神保健福祉士を目指す学生達、今日は一緒に川崎医療福祉大学の学生も施設見学となりました。大阪の福祉専門学校からは実習の依頼も先日ありました。スマートな姿勢、現実のリアリティー、その狭間の中で自分をどう立たせていくのか、試験合格以上に大きな「課題」が横たわっているように思えてなりません。

 今日の昼下がりも街の中の喫茶店は超満員、連日足を運んで下さっている県家族会の美馬さん「ここが根付いたという事や‥、私も嬉しい」そう言いながらメンバーに差し入れを持参して下さいます。

 就労継続支援B型事業への移行として県健康増進課に書類を提出してかれこれ1ヶ月、指定事業所への吟味がなされている時間が随分と過ぎていきました。連日超満員の喫茶店、そして1日90食のお弁当を作る日々、手前味噌ながら市民の中にしっかりと根付いた日々の活動、真摯にみんなで行ってきたHEARTLANDの活動が、きちんと「評価」される事を切に願うばかりです。

■2007年03月08日(木)  満員のランチタイム
CIMG0393.JPG 365×274 19K 籠屋町・街の中の喫茶店のブログにスタッフの阿部が書き記している通り、本当に喫茶店の昼下がり、ランチタイムはお客さんでいつも満席の状況が続いています。お弁当が美味しいのか、何よりみんなが頑張る姿が共感を呼ぶのか、はたまた小さなスペースであっても「癒される」空間として定着してきたのか‥その理由は定かではありませんが、連日たくさんの人がランチタイムには溢れています。
 作業所、障害者施設の域は超えたかな‥と言えば変な表現になるのですが、何一つ公的補助金の無い厳しい状況の3年間、やはり継続は「力」という部分も手伝い、そして何より籠屋町商店街の方々のご協力もあって、景色に馴染んだそんな感じをとても嬉しく思うのです。
 何を持って「社会復帰」「就労」と呼ぶのかは知る由もありませんが、病院や施設の敷地内にある喫茶店とは違い、あくまで通りすがりの「市民」がこの場所を支えてくれている事は間違いない事実でもあります。

 先日高松で久しぶりに再会した「やどかりの里」創設者の谷中さん、もうかれこれ15年近く前に初めてやどかりを訪ねた時、降り立った埼玉の与野駅、場所がわからずに乗り込んだタクシー、「やどかりの里ってわかりますか‥」と運転手さんに尋ねた行き先「あぁ知ってますよ、有名ですよこの辺りでは‥」そんな短い言葉のやりとりにしっかりと「地域」にある実践としてのやどかりに敬服した事をあらためて思い出します。そんな風に街の中の喫茶店がなれれば‥まだまだですが少しずつは近づいているのかも知れません。

■2007年03月07日(水)  徳島県精神保健福祉士会 定例会議
 徳島県精神保健福祉士会の定例会議を毎月1回開いています。事務局として県下医療機関で働く精神保健福祉士6名程が集まり、活動の輪郭を作る作業を続けています。精神保健福祉士の資格を有し会に所属されている方は現在65名、今から15年程前にこの街に来た頃はわずか2名、思えば随分と数も増えてものです。
 今回の話し合いでは今年度の事業報告・決算報告、そして来年度の事業計画として9月予定の「現任者・初任者研修会」、そして6月の定期総会の準備等、数は増えたもののまだまだ組織としても未成熟な活動を、きちんと「認知」されるものにと創り上げていくそんな道の半ばでもあります。

 時代が変わっても変わらない思想や視点みたいなもの、原理・原則と呼べば堅苦しい感じもするのですが、「今」に携わる中、歴史や先人の思いを省みる事から始めていく事の必要性をいつもいつも強く思うのです。
 何も無かった時代が決して「貧しかった」訳ではなく、溢れすぎ豊かになった福祉の功罪としての「今」がせめて空洞になっていかない為にも、一つ一つの事柄の継承を見つめ直すべきかなとそんな風にいつも思います。

■2007年03月05日(月)  普通の喫茶店
 普通の喫茶店というのも変な表現ではあるのですが、フト籠屋町の街の中の喫茶店の風景を見ているとそんな言葉しか思いつかない感じがとてもします。当然「訳あり」の場所ではあるのですが、その訳を通り過ぎたような形でにぎわう店内、眺めると食事やコーヒー越しにHEARTLANDのかわら版やチラシを手にされる方々、自然な形でのこうした風景を嬉しく思うのです。
 一生懸命に「働く」彼等。そしてその姿がおそらく「癒し」としての接客となり、それがやがては自分自身の喜びや誇りみたいなものに変わっていく‥そんな繰り返しの中に彼等は「元気」になっていきます。

 ミラソル会の一杉さんの言葉「障害者自立支援法だから就労支援をするのか‥」「今までは何一つ生活支援をしてこなかったではないか‥」そんな言葉が頭をよぎります。法の趣旨に書き記された「就労」は実態の無きもの、ただ単に「場所」を作りハードを整えればそれで終わり、箱物福祉に象徴される「空洞」は多くの税金としての補助金を投与したとしても、余り役立つものにとはなってはいきせん。「どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ愛をこめてしたのか‥」一杉さんから届いたメールの言葉が風に舞う日々でもあります。

■2007年03月04日(日)  松山 全国精神障害者地域生活支援協議会研修会
CIMG0379.JPG 365×274 22K 昨日から一泊をかけて松山に出向いてきました。全国精神障害者地域生活支援協議会の四国ブロック研修、懐かしい人たちとの再会も含めて有意義な両日となりました。四国4県からの人たち約80名が参加しての小規模な研修会ではありましたが、内容はそれぞれに濃いものがあり、研修会終了後の懇親会も含めて「元気」になれるそんな時間でもありました。
 基調講演の形で沖縄から「就労サポートセンター・ミラソル」の一杉さんの講演は、激しくそして優しい理念と実践に裏付けられた「就労支援」への取り組みであり、奥深いお人柄も相まって印象深い話でもありました。原理・原則、自分の想いを具現化する為の実践、突出したものでは決して無く、あくまでベーシックな原論はこの慌ただしい日々の中にあって、大切な原点としての響きを持ったものでした。

 また明日からの日々に「力」となる今回の研修会でもありました。

 特定非営利活動法人ミラソル会 http://www17.ocn.ne.jp/~milasol5/index.html

■2007年03月02日(金)  弥生 3月
 早いもので暦はもう3月になりました。就労を目指してHEARTLANDを旅立った男性メンバー、色々な日々に揺れ動くメンバー、それぞれの春ではあるのですが、いずれにしても季節は3月を迎えました。
 明日からは愛媛・松山市で全国精神障害者地域生活支援協議会主催のの研修会があり、またま直面している障害者自立支援法に関して考える時間となっています。急がなければならない「今」されど「急ぐと制度化していく思想」みたいなもの、その両方の軸をきちんと据え置きながら考えていく事は大変な作業でもある訳です。元々何一つ無かった所からの始まり、大きな軒下、既成の形が最初にあった形では無かったという事、そうしたHEARTLANDの原風景は未だ持って確かにあります。

 社会福祉法人とは言えあくまで小規模のもの、公的補助金は障害者地域共同作業所に若干上乗せされた程度の1000万円、人的施設基準は2名、そうした貧しい「枠組み」の中にあっては「出来うる」事の限界は必然的に「障害者施策」の貧しさへとつながっていきます。きちんとした施設運営は当然行わなければならない事としても、障害やハンディーを持つ「彼等」が少しでも元気になっていく、そしてこうした日々の活動が「啓蒙」という名において少しでも道行く人への理解を進める「きっかけ」になっていく、そんな事柄への評価もきちんと頂ければと思います。

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