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■2008年02月29日(金)  「福祉」という仕事 四国学院大学 谷川さん
 籠屋町のブログにも書き記されている通り、今日香川県高松市から四国学院大学の学生さん・谷川さんがHEARTLANDに訪ねて来て下さいました。今年講義を受け持った学生さんの一人、とは言っても年齢は同年齢、社会人枠を活用されて大学で学ぶ、そんな学生さんでもあります。
 待ち合わせの時間に出迎え北島田あっぷるに「こんな場所だったのですね‥お世辞にもきれいな外観ではないですが‥見て良かったです」そんな言葉を感慨深そうに呟いて下さいました。福祉の仕事・対人援助・ソーシャルワーク‥様々な専門用語や専門性周辺の言葉たち‥国家資格化となった社会福祉士や精神保健福祉士‥一体それは何だろう‥そんな事をいつもながらに思うのです。

 資格化の功罪や専門性、リアリティーの欠落した「福祉」は単純に学問体系として位置づけられていきます。4年間の学び、そして資格を手にした、ただそれだけの事で「わかったように」話をされる多くの方々がいます。おそらく長い時間を経て、この仕事を続け終えた終焉の頃に、「あぁ福祉ってこういう事なのかな‥」とこれまたほんの少しだけ、わかるか、或いはわからないままか‥そんな感じじゃないのかなと思うのです。学問体系では無く、ましてや人の「人生」に関わる仕事、わかりきった様な空虚や言葉よりも、せめて迷いながらも日々を深めて行ければ良いのに‥そんな事を思うこの頃です。

■2008年02月27日(水)  籠屋町・改修工事に向けて
 今日街の中の喫茶店は定休日なのですが、我らが太陽と緑の会杉浦さんと共に、杉浦さんの知人である大谷さん(工務店)が籠屋町に足を運んで下さいました。太陽と緑の会が全焼火災に遭い、その復活大作戦の下、多くの市民や有志の方々がカンパ・募金を寄せ復旧した事は記憶に新しい事ですが、その時に尽力をなされたお一人の大谷さん、お伺いをすれば少し前までは徳島市議会議員であったとの事です。
 籠屋町の一階部分、現在は喫茶店の厨房となっている置くにデッドスペースがあり、その場所で何とか「お弁当製造」が出来ないものか‥そんな事に呼応して今日、実際の現場を見に来て下さった経緯となりました。
 
 素敵なお人柄の大谷さん、こぼれる「言葉」の一つ一つにそのお人柄に相まって大きな奥行きを感じずにはいられませんでした。プロフェッショナルの人として、そしてその上に太陽と緑の会に寄せる福祉への「想い」の様な空気感が流れゆきます。なかなか「先立つもの」が無い厳しい状況ではあるのですが、HEARTLANDの活動の一つの大きな「節目」として、必要な改修への手だてを行って行ければと想っています。

■2008年02月26日(火)  籠屋町 かわら版より
◇今年になって2回目の文章になります。月日の経つのは本当に早いものですね。1月が終わり2月もあと少しとなって自分の体力のなさを感じています。お弁当作りは楽しいけれど、集中して作るので大変です。でもこの間私が講演をして、それを聞いた親子さんの子どもさんがあっぷるに見学に来てみたいとTELがあったそうで、私はそれを聞いてとてもうれしかったです。初めてあまり文章を見ないで話せたので自分としては大役をまかされてそれが終わってホッとしています。あと残り少ない2月をランナーのようにかけぬけたいです。

◇毎日寒いですけど、がんばってお弁当作りをしています。お昼になるといつも満席状態で忙しいです。お客さんがあまり来なくてひまな時は時間がたつのが遅く、お客さんがたくさんいて忙しい時は時間が早いです。

◇私はあっぷるで仕事をするのが楽しくなってきました。たくさんのお客さんにあえるのがうれしいです。まだ寒いですがこれからもお弁当を作ってみんなと元気でがんばります。

◇春は選抜からといわれている。強度の代表、小松島をしっかりと応援しよう。残念ながら富岡西は推薦に至らなかった。さて、籠屋、島田のお客様、いつもあっぷるのお弁当をお買いあげありがとうございます。お客様にとってこの春も、ぶじに生活できることを心よりお祈りしています。私もだいぶ慣れて、作業ができるようになりました。だが、スピードはあるものの少し荒いと思います。この点反省します。これからもしっかりと技術向上に努めます。これからもあっぷるをよろしくね。

■2008年02月25日(月)  病院ディケアから見学に
 市内、田岡東病院のディケアに通ってられる女性のメンバーさん2名とスタッフの方がお弁当作りの北島田あっぷるに見学に来られました。現在ディケアに通所中、これからの未来に向けた次のステップに‥と作業所の見学を行っているとの事でした。バタバタと手際よく動くあっぷるメンバーのお弁当作りを見て後、HEARTLANDスタッフからこの場所の活動についての説明を行いました。様々な活動内容を持った障害者地域共同作業所が徳島市内にも幾つかあります。自分自身にフィットするような「居場所」をぜひ見つけて頂ければと思います。

 今週金曜日、精神保健福祉センター主催の「ケアーマネージメント研修会」があります。翌週の3月7日と含めてかれこれ6時間、動き始めた「退院促進支援事業」とその軸としての「ケアーマネージメント」について、市町村担当者や精神科医療機関のPSW等を参加者とする研修会で話を行う予定となっています。小さな小さな一つの場所としてのHEARTLAND、動こうとする人達にとって一つの「きっかけ」になってくれれば嬉しい限りです。

■2008年02月24日(日)  閑話休題 Live act Tulip   
 先日、Tulipのコンサートに大阪フェスティバルホールまで出向いて来ました。1997年の再結成以来、数回に渡って行われた再結成ツアー、いよいよ今年が活動最後、35周年ツアーとの事、そんな事も手伝って2007年から始まった今回の「Run」ツアーは神戸・高松そして追加公演の最終日となったプラチナペーパーのチケットを手に、大阪まで出向いてきたそんな次第です。「心の旅」を聞いたのが12歳、小学校6年生の時、重なるようにやがてBeatlesに出会い、初めてギターを手にしたあの頃の季節、Beatlesそっくりに聞こえたハーモニー、Tulipに魅せられてゆくにはそれ程の時間は必要としませんでした。 
 初めて出掛けた京都会館第一ホールのコンサートもTulip、流れる月日と共に大人になった「今」も、あの頃の「ときめき」は色褪せる事はありません。
 
 徹夜でチケットをゲットした東京ドームのローリングストーンズよりも、何時間も公衆電話に立ちつくし辿り着いた京都府立体育館のブルーススプリングスティーンよりも、授業を抜け出し背伸びをしながら見つめたボブディランよりも‥淡々と見つめていたポールマッカートニーの大阪ドームよりも‥遙かに高くTulipの「今」に感動を覚えていました。
 40半ばにしてのキーボードはまだまだ拙い「青春の影」をなぞりゆきます。「Beatless(Band)もしばらくはTulipのコピーをやろう‥」そうはいかないかな‥独り言とと共にまだまだ至福の時が流れています。

■2008年02月23日(土)  障害者自立支援対策 臨時特例交付金あれこれ
 障害者自立支援対策に伴う「臨時特例交付金」があれこれと示されつつあります。「障害者自立支援法・抜本的改革」と文字には表記され始めてはいるこの頃ではあるのですが、さてさてどうなる事か、財源基盤の確保(税制改革)も含めてまだまだ不透明な状況の中、こうした「小出し?」の特例交付は何か付け焼き刃的な観さえ否めません。
 「施設外就労に対する助成事業」「小規模作業所移行促進」「相談支援充実・強化事業」「退院促進強化」「「地域における施設の拠点機能に着目した事業者支援事業」数々の名目と共に特例交付金の実施方法が明示されています。
 全世界、およそ6億5000万人と言われる障害を抱え持った方々、その人達の権利を保障する「障害者権利条約」は2006年12月、国連総会に提出され採択の運びとなりました。日本は昨年9月、外務大臣がこれに署名した経緯があります。

 今後日本はその批准に向けて、権利保障をうたうべき障害者自立支援法等の国内法の点検整備を行っていかなければならない訳です。大義名分が進めば進むほど実態から「乖離」していく現実‥地域福祉という言葉の本質を、足下の活動から再点検しなければ‥とそんな風につい思ってしまいます。
 

■2008年02月22日(金)  徳島市自立支援協議会に参加して
 障害者自立支援法の施行に伴い創設された経緯のある、徳島市自立支援協議会の今年度2回目となる会議が徳島市役所であり出席してきました。関係機関・関係団体の様々な方々が協議体の構成委員として参加、昨年度末の初めての会議から数えて3回目の会議となりました。
 徳島市内の相談支援事業所からの事業報告、困難事例に関してのケース報告等がその時間の大半を占めた今日の会議ではあったのですが、やはりこの自立支援協議会は、障害者自立支援法施行に伴って創設された原点に鑑み、障害者自立支援法を眺めながらこの徳島市に於いてどのような障害者福祉や施策の推進、ネットワークの構築や新しい事柄への取り組みを進めていくのか‥こうした焦点で議論がなされる事を望みたいと思うのです。
 
 言うまでもなく、全国統一的な事象として施策や法は執り行われ落とされていくのですが、それを受け止める都道府県や自治体が、それぞれの地域実情に鑑みながらどう「とり扱っていくのか‥」その事への議論の方がこの街の問題としてのリアリティーを有していく‥その事のための協議体であればと願います。

 地方交付税の削減に伴い厳しい財政事情にある事は、容易に察せられる徳島県や徳島市、行政の方々も交えたこうした協議会の中、単純な行政批判ではなく、出来ること・出来ないこと・独自に考えていけるスペース‥、実態に即した取り扱いが吟味されていく経過がとても意味ある事になっていくのではないかと思います。
 次年度以降の自立支援協議会の議論の内容が、単なる事業報告ではなく、まだまだ変動・抜本的改革に揺れる「障害者自立支援法」をきちんと扱う‥そんな議案内容になって頂ければと思います。

■2008年02月20日(水)  かわら版 2月号より
◇あっぷるといえども小さな社会。お弁当作りでのハプニングはよくありますが、仲間同士でも日々いろんな出来事があります。話しあえば分かり合えるとは思いますが、お互いの立場に立って物事を前向きに考えていってほしいと思います。容易にできることではありませんが、お弁当を作るという作業は思いやりの心なくしてできるものではありません。いろんな面からみてもあっぷるはお弁当作りで本当によかったと思います。再確認しました。                                                 スタッフ 小西英子 


◇弁当配達の車の中で付けたラジオから聞こえてきたのは「生きるために、生きている」。確か「死ぬために、生きている」という言葉を聞いたことがあるけれど、それに比べてなんて暖かい言葉なのだろうと心に残りました。世のため・人のため・自分のため・・・何のためでもささやかでもいい、小さな成長のために生きる・・・そんな風に聞こえました。先日の「あみ」四国ブロック大会であっぷるのメンバーが語る「信じて任せてくれるから・・・」それがまさに「生きるために、生きている」という言葉と重なって、小さな春を見つけたようで嬉しかったです。
                  スタッフ   小川信子

■2008年02月19日(火)  短歌教室 徳島歌壇 吉田隆代先生
DSC00048.JPG 277×208 38K 今週の土曜日、午後2時から街の中の喫茶店のあっぷるで「短歌教室」が開かれる事となりました。HEARTLANDとしてはこうした文化的な行事は久しぶり、以前に一度西山きんこさん(HEARTLANDのイラスト制作者)を講師として絵画教室を持った事があったのですが久しぶりのこうした機会となります。
 
 今回は「短歌」講師の先生はHEARTLANDの評議員を担って下さっている吉田隆代先生、つい先日もフィールドワークとしてのハンセン病やアウシュビッツ等についての講演をお願いした吉田先生、知る人は知る、徳島歌壇の短歌の第一人者でもあります。心の発露ではないのですが、日々に想う事を言葉にしたためていく‥なかなか素敵な事でもあります。
 短歌教室の開催は午後2時から、オープン参加ですので誰でもお気軽にご参加頂ければと思います。ぜひ吉田隆代先生の短歌教室にご参加下さい、お待ちしています。

 今年初めてとなる第13回目の「街角の精神保健福祉を考える集い」のお知らせもWEBに掲載しました。今回は「昔ばなし」と題した講演、香川県竜雲メンタルクリニックPSWの内田考氏をお招きしての集いとなっています、こちらにもぜひご参加下さい。

■2008年02月18日(月)  講演会の1日
 今日は午後から2つの講演に出向いてきました。最初は徳島保健所「家族のための精神保健福祉講座」家族教室での講演、スタッフの阿部とメンバーのHさん、3人で「働くこと・暮らし」と題された講演、参加されていたご家族の方々を前に、街の中の喫茶店での活動やHさんからの体験発表、HEARTLANDとの出会い、そして今から未来に向けたリアリティーある話が用意されていました。
 もう一つの講演会は徳島県精神保健福祉協会主催の「共に生きる・共に暮らす」と題された講演会の中でのシンポジューム、場所は駅前の東急インが会場となっていました。
 
 ついうっかりと2つの講演を受けたものの、気がつけばしっかりとダブルブッキング、開始時刻も同じなら終了予定時刻も同じ、保健所での話しを早口にまとめ後はスタッフとHさんにバトンタッチ、大急ぎで東急インに駆け込んでのシンポジューム、息が整うのに随分と時間がかかりました。「地域の中で‥」というテーマに沿っての話しを行いました。理念や理想は溢れているとしても、まだまだ「未成熟」な地域の実情がきちんとあります。民間参入・市場原理・競争原理‥新自由主義の産物的色合いの強い障害者自立支援法下では地域の受け皿としての作業所やHEARTLANDのような場所は常に厳しい状況と背中合わせのもの、作業活動を行い収益を生み出す事だけで本当は精一杯、なかなかきんちと利用者の「生活支援」等という所に手厚くなれない「限界性」みたいなものがはっきりとあります。
 
 どう支えていくのか‥実態なき方法論や概念ではなく、地域の現状とリアリティーをきちんと含めた検証を進めていって欲しいと切に願うばかりです。

■2008年02月17日(日)  あみ 四国ブロック研修会 徳島
grp0217094315.JPG 346×231 36Kあみ(全国精神障害者地域生活支援協議会)の四国ブロック研修会が今日開催されました。「検証 障害者自立支援法 福祉 ほうかい」と銘打っての研修会、厚生労働省担当官からの行政報告、四国学院大学西谷先生の基調講演、午後からはそれぞれの立場からのミニシンポジュウムとグループディスカッション、色々な角度からの検証が凝縮されたような盛りだくさんの1日となりました。全国統一的な「規格品」として施行された障害者自立支援法であっても、それを執り行うそれぞれの場所によって随分とその内容に違いが生じつつあります。都市と地方、まさに地域間格差がきちんと生じつつある現状、「地域で暮らすこと」を具現化し実践し続けてきた障害者地域作業所活動も、そうした事情にダイレクトに反映されつつ揺れ動く事態が深刻化しつつあります。
 
 混沌と混乱が進みゆく「時代」、様々な場所で様々に行われてきた「地域生活支援」の歴史を今一度きちんと見つめ直す事が大切なのではないか‥そんな風にやはり思うのです。
 
 どう法を読むのか、どう制度に乗せるのか‥そうした事のみではなく、病や障害を抱え持った「彼ら」と共に何を行っていくのか…やはりその事に夢中であらねばと思うのです。不幸になる事よりも、「幸せになってゆくこと」のために私たちは遙かに高く、積み上げてきた歴史と実践をたずさえながら、未来を模索していければとあらためて思います。
 あみ四国ブロック研修会にご参加頂きました多くの方々に感謝申し上げます。

■2008年02月15日(金)  明日のレジメ
 いよいよあみの四国ブロック研修会が明日に迫ってきました。厚生労働省担当官の大城氏も今日来徳、最終便の徳島空港に出迎える時間、会場となる障害者交流プラザではスタッフが会場設営や諸々の諸準備を行いました。参加者も総数かれこれ90名近く、いよいよ当日の研修会を待つばかりの今日となりました。明日は午後からのミニシンポでHEARTLANDスタッフ阿部が議題提供、街の中の喫茶店から見える風景や想いを届け行く事となります。(以下レジメ)

ハートランドの活動と移行までのあらまし

 ・お弁当製造(北島田町)、喫茶店(籠屋町商店街)2つの場所での活動
      「街の中の喫茶店あっぷる」に関しては開所以来 公的補助金なし
 ・障害者自立支援法施行により、思案の結果、平成19年5月新事業へ移行
 ・移行の理由はたったひとつ この場所HEARTLAND を残すための選択

移行して10ヶ月‥ 見えてきたもの

・前にも増した運営の不安定さ
     補助金の一括まるめ方式から人数アカウント方式へ
     来られない人、元気になって出て行く人→ダイレクトに運営費が変わる
・本人負担の利用料 1日来ると460円 1ヶ月で約10000円の人も
     一ヶ月一生懸命働いて手にするものは‥
・入所のための条件や煩雑な手続き
     障害者手帳保持、自立支援医療対象者、行政での本人聞き取りのやりとり
     来たい人は誰でも‥から、障害者福祉サービス受給者証の申請
・法の中の矛盾
      最低限の保証の中でやっと普通にできることが‥  
      私たちの社会福祉、社会保障は、国(都道府県市)の社会的使命(生存権)

それでも大切なこの場所

・4年前、想い描いた「人の中に、街の中に‥」今いるということ
・商店街の中で自然に流れた4年の年月
・街の中で「特別な場所」ではなく「必要な場所」になりたい
     私たちだけでなく一般市民の方にとっても、もしかして大切な社会資源の一つ
・煩雑な事務や手続きがあろうとなかろうと、
      障害があろうがなかろうが、私たちは生きてゆかなければいけない
・人の中で傷ついた心を癒すのもやはり人の中であるということ

■2008年02月14日(木)  阿南保健所 精神障害者自立支援協議会
 昨日は午後から県南の阿南に出向き、阿南保健所主催による「精神障害者自立支援協議会」に参加してきました。阿南保健所管内の様々な機関の人によって構成された支援協議会、その研修会の中「退院促進支援事業と地域で暮らすために出来ること」と題された講演を任されていました。
 徳島県も全面的に取り組み始めた退院促進事業、それぞれの場所でそれぞれの取り組みが試行的に始まりつつあります。長期入院・社会的入院の諸問題、様々な問題や社会的要因が重なり合って生じた状況、どのように退院を促進するかよりも、いかに地域で支えていくか‥この事がはるかに難しい事を私達は周知しているはずです。
 ノーマライゼーション・ケアーマネージメントという大きな促進を進める為の中心的概念、要綱に書き記された文字と現実との距離、その狭間にはこれまた様々な問題が横たわっています。あまりにも貧しすぎる「地域」受け入れるための条件整備や社会資源としての「人」やネットワーク、緊急対応も含めた部分、日中活動、働くこと、お金ということ、生きていく誇りみたいなものや社会の中での役割の再構築等、考えていかなければならない問題は山積みされています。
 一つの「きっかけ」と様々な取り組みが実態に即した形で執り行われて行ければと願います。

■2008年02月13日(水)  いよいよ四国ブロック研修会 あみ
いよいよあみ(全国精神障害者地域生活支援協議会)の四国ブロック研修会が今週末の土曜日となって来ました。四国4県からの参加者も徐々に増えつつあり、概ね研修会に係る諸準備も整いました。今朝の徳島新聞にも研修会案内の記事が掲載、〆切は昨日ではありますが、まだまだ参加の余裕はあります、興味のある方はぜひご参加頂ければと思います。
 
 厚生労働省の担当官が明日来徳、夕刻に徳島空港までお迎えに行き、その後夕食をご一緒しながら明日の打合せを行う事となっています。障害者自立支援法の抜本的改革案も提示されつつある今、少しでもタイムリーに旬な話題が聞ければと思っています。目まぐるしく動き行く障害者自立支援法や福祉を囲む状況、追い立てられるような日々ではあるのですが、少しでも「明日」につながらそんな研修機会になれれば‥と思うばかりです。

 HEARTLANDでは来週の月曜日、徳島保健所が主催の「家族教室」でスタッフの阿部とメンバーのHさんが「就労・働くことそして暮らし」と題された講演を行う予定となっています。メンバーは自らの体験を手記とした原稿を作成、スタッフはHEARTLANDのお弁当作りや街の中の喫茶店での活動から見える景色を伝え行く事となっています。

■2008年02月10日(日)  社会福祉専門職団体合同研修会
DSC00496.JPG 294×221 34K 昨日徳島市内の障害者交流プラザで「社会福祉専門職団体合同研修会」が初めて開催されました。徳島県社会福祉士会・徳島県医療ソーシャルワーカー協会・徳島県精神保健福祉士協会が合同での主催、社会福祉士会会長(徳島県社会福祉協議会)の上地さんが各団体からの実践報告のコーディネーターを務め、夕刻までの研修、そしてその後の懇親会となりました。
 ソーシャルワーカーが一同に会しての研修企画は今年度が初めての事、各所属分野を越えた連携の模索という事が第一のテーマとなりました。

 社会福祉ということ‥専門性ということ‥最近特にあらたまって色々と考える事がしばしあります。「福祉」の中の「専門性」とは一体何を指すものなのか‥そして地域福祉・社会福祉の本質は何であるのか‥国家資格が生まれ多くの人がその業務や領域の下に「専門家」と称し称される「今」、それは一体何であるのか‥連携よりもやはり個々がどうあるのか‥個々があれこれと模索し続ける‥そんな事がやはり一番大切なことなのかな‥あらゆる場面の研修に出向いてもやはりそんな事を考えてしまいます。専門性等という言葉をきちんと横に置かなければ、何一つ見えては来ないのかな‥そんな事さえ思い行くこの頃です。

■2008年02月09日(土)  あみ 四国ブロック研修会まで1週間
 いよいよ来週の土曜日と「全国精神障害者地域生活支援協議会(あみ)四国ブロック研修会」の開催が近づいてきました。研修会の準備も着々(?)と進み、当日発言を行って下さる方々の講演報告等のレジメも到着、研修会当日に配布する抄録集もほぼ完成となりました。諸々の周辺の準備を整えながら、あと1週間少しを過ごしていく事となります。参加の申し込みはHEARTLAND・WEBからも可能、来週水曜日の13日となっています、ぜひ多くの方々にご参加頂ければと思います。

 当日は四国4県から多くの方々が参加予定、寒さ厳しく福祉を囲む状況もなかなか厳しい昨今ではあるのですが、みんなが集まり、互いの話や立ち姿に耳を澄ませる‥参加される方々にとって何か一つでも意味ある研修会を準備出来ればと願っています。

■2008年02月07日(木)  徳島県精神保健福祉士協会 役員会
 徳島県精神保健福祉士協会の役員会を定期的に城西病院で開いています。事務局・役員6名が定期的に集い、会の運営や研修会企画等、様々な事柄に対して協議を行う時間、先日も夕刻6時よりみんなが集まり話し合いを行いました。
 退院促進支援事業、ケアーマネージメント、原理原則論としてのソーシャルワーク、混沌が進みゆく中、色々な事項について見つめ考えていく作業が求められては行くのですが、会や組織がどう在るか‥という事柄よりも、遙かに大事な事は「個々」が何を想いどう考えていくのか…その一点に集約されるのではないだろうかとやはり思うのです。
 
 精神保健福祉士を囲む状況は、それぞれの医療機関にあって本当にそれぞれではあるのですが、少なくとも私達は選ばれた訳ではなく自ら「選んだ」訳です。自分自身の矛盾や疑問、彷徨いを確かめる術は、自分自身の問題意識や自分自身が「どう在るのか」その事だけのはずです。ボランティアならまだしも‥少なくともプロとして「銭」を手にしているのであれば尚更の事、せめて自分自身の「所在」に向き合う「責任」くらいはきちんと行っていかなければ情けなさ過ぎる話かな‥小姑のような苦言かも知れませんがそんな風にやはり思ってしまうこの頃なのです。

■2008年02月06日(水)  給料ミーティング
 今日は午後から給料ミーティング、所用でミーティングに立ち会う事は出来なかったのですが、事前に今月の集計表をスタッフから手渡され、その収益の配分等について協議を行いました。
 HEARTLANDの始まりの頃から継続してきた、話し合いによる「給料ミーティング」1ヶ月の弁当販売・喫茶収益・必要経費(水光熱費・食材料費・包装資材等)を一覧表にし全てガラス張りの下、その資料をメンバーが見つめていく時間から給料ミーティングは始まっていきます。障害者自立支援法の施行に伴い個々が負担する「利用料」が派生、微々たる「収益」の中から利用料を差し引かれると、本当に僅かばかりの「金額」にしかなりません。
 
 親心的に少しでもたくさんのお金を生み出し、それを彼らの掌に‥とは思うのですが、これも多面的に考えていくと色々な問題を内在していきます。「収益」とは言葉にしてみても、実際にはその生み出される過程の中に、スタッフの動きが含まれ、その他諸々の経費をきちんと企業の如く計上すれば、おそらく「収益」は計上出来ない実態がきちんと見えてきます。されど、余りにも貧しい額面では、当然悲しすぎる現実を感じすぎるだけの事となり、片方で親心的に実態無き「最低賃金」近くの金額を容易に手渡せば、彼らにとって嬉しい反面、「世間は厳しい」といったリアリティーが欠落し、出ていった先の「現実」に対応出来る力を養う事にはなっていきません。いつもいつも彼らが「働く」という事、そしてHEARTLANDのような「施設」での福祉労働の在るべき姿を思案せざるを得ない、繰り返しの毎月の給料ミーティングではあります。

■2008年02月05日(火)  美味しそうなお弁当
DSC00495.JPG 262×196 41K 手前味噌ながらまぁ本当に美味しそうなお弁当が作られていきます。メンバーの頑張り、見えない部分でのスタッフの配慮、10年近くに及ぶ歴史や経験の中から形取られたあっぷるのお弁当、当然水商売でもあり、完売する日、残念にも売れ残る日様々ではあるのですが、ベタな言い方にはなるのですがみんなの「愛」のこもったお弁当である事には違い在りません。
 殺伐とした世情、その中にあって誠実に、そして一生懸命「金にもならない」営みを続け行く‥そんな付加価値も乗じてお弁当の売れ行きや新しいお客さんとの出会いが継続されていきます。
 
 福祉労働は「その人の人権と向き合う労働」そんな定義があります。なかなか誇りとまでは行かなくとも、そうした見えない部分の大きな意味を、メンバーと共に共有出来れば素敵な事なのかも知れません。

■2008年02月04日(月)  スクラムを組んで
DSC00486.JPG 262×196 37K 先週の土曜日、お弁当作りの中心メンバーがバイクで交通事故に遭うアクシデントがありました。大腿骨骨折、全治3ヶ月の診断、大事には至らなかったのですが徳島市内の病院に入院となりました。夜にスタッフが病院に駆け付け、殆ど単身生活に近いその人の身の回りの整えも少し行いました。今朝のミーティングでみんなにその事故を報告、お弁当作りの中心にいた大きな存在の「人」でもあり、みんなでその存在を「埋めていく」毎日のお弁当作りが当面続きそうな様子です。
 「色々とみんなも大変な時期やけど、スクラムを組んで頑張るしかない‥」スタッフが言葉を伝え行きました。それぞれがそれぞれに大変な状況を抱え持っての暮らし、何とかみんなで力を一つにしながら回復を待ちたいと思います。

 トラブルやアクシデント、困難な局面は何度と無く経験積みのHEARTLAND、「まぁ何とかなるだろう」重たく悲壮な空気感ではなく、やるべき事柄を一つ一つきちんとやりながら進んで行ければと思っています。

■2008年02月02日(土)  あみ 四国ブロック研修会
2/13日が参加申込の〆切となっています。ぜひご参加申し込みお待ちしています。

テーマ「検証・障害者自立支援法 福祉 ほうかい?」
と き :2008年 2月 16日(土)9:30〜16:30(受付 9:00〜)
ところ :徳島県立障害者交流プラザ(徳島市南矢三町2丁目1-59 Tel (088) 631-1000)

9:00 受付 開始
9:30 開会式 開会挨拶 
9:45〜11:00 厚生労働省 行政報告
         講師 厚生労働省 社会援護局 障害保健福祉部 大城正志氏
11:00〜11:15 休憩
11:15〜12:15 講演 「社会福祉と障害者自立支援法」〜福祉崩壊の危機に際して〜
         講師 西谷清美 (四国学院大学 社会福祉学部 准教授)
12:15〜13:00 昼食 
13:00〜14:30 ミニシンポジューム 「障害者自立支援法 福祉‥ ほうかい‥(崩壊)?」

司会進行 徳永佳勝 (ハートピアみなみ 愛媛)
シンポジスト
       武田廣一 (社会福祉法人さんかく広場 高知)
       竹内美幸 (地域活動支援センターコスモスの家 香川)
       村井誓子 (地域活動支援センターたんぽぽ 香川)
       阿部千恵 (社会福祉法人ハートランド あっぷる 徳島)

14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:00 グループディスカッション

第1グループ  作業所・地活から障害者自立支援法事業移行を検討中
第2グループ  障害者自立支援法 新事業体系に移行をして
第3グループ  私たちの活動について話そう 作業所・家族・仲間・当事者活動
第4グループ  「就労」・「働くこと」について話そう
第5グループ  職員・スタッフよもやま話 悩み・心配・あれこれ‥ 

16:00〜16:40 各グループからの報告
16:40〜 閉会式 ・閉会の挨拶 

■2008年02月01日(金)  今日から2月
 本当に月日が経つのは早いもので今日から2月、バタバタと日々を過ごしフト振り返るとあっという間の1月が終焉、充実していたものかどうかさえ定かでは無い‥そんな印象さえ拭い切れないのが実感です。大学での講義が冬休みシーズンという事で、1週間べったりとHEARTLANDの中にいると(当たり前の事ですが)色々な事柄を想い行きます。一生懸命にお弁当を作り、誠実に日々を紡いでいく彼ら、その傍らに立ち「金にもならない」仕事をこれまた誠実に行っていくスタッフ、さりとてなかなか解決出来ない全体が抱え持つ矛盾の数々、未来に向けての方位は単純に考えれば済むことなのでしょうが、なかなかそれも簡単には行きません。
 積極的な選択や決定よりも、消去法的に「リスクを確定」していく事でしか、未来が見えてこない‥そんな感じさえする日々の中、やはりみんなと議論や思案を重ねながら「創り上げていく」事しかないのかな‥とそんな結論とも言えない結論に辿り着きます。

 講演や講義、そして様々な会議の中で、想いを込めて言葉を強く並べてはみるのですが、実際の日常の中に具現化していく事は、なかなか容易ならないもの‥さてさてさてさてと呟きながら2月のカレンダーとなりました。

過去ログ 2002年07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2003年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2004年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2005年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
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