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■2009年07月30日(木)  スイーツ作り
 Apple Sweetsの販売からかれこれ1週間、お客さんからの評判のなかなかのもので、以前の「いちご大福」同様に好調な販売の売れ行き‥そして手前味噌ながらあっぷるらしい温かなスイーツの雰囲気、お買い上げ頂いたお客さんに手渡すメッセージカードもなかなか似合いのものとなっています。狭い朝の厨房風景はお弁当作りに加えスイーツ工房も加わりにぎやかな程に手狭な様子‥メンバーとメンバーがすれ違うのもやっとといった様子を呈してきました。

 今日はスタッフの側でメンバーもスイーツ作りに挑戦、女性が比較的多いあっぷるにあって、こうしたお菓子作りの風景は「幸せそうな」雰囲気を連れてきてくれます。チョコと抹茶のムース作り‥「女の子」といった風景になっていきます。気がつくともう7月も残すところあと数日、梅雨が明けたのかどうかもわからないままの時間の早さに驚くばかりです。お盆のかき氷販売、メンバーとの暑気払いや誕生会‥夏のレクとしてのキャンプ‥そして家族の方々の集い‥8月がもうすぐそこで手招きをしています。

■2009年07月29日(水)  手書きのイーゼル Iさんワールド
 手書きイーゼルの続編‥あっぷるの店頭に毎日立つイーゼル、今日の日替わり弁当のメニューやスィーツ等の新メニューのお知らせ‥その他色々なメッセージを毎日毎日書き綴っているのはメンバーのIさん、これがなかなか素敵な一つのアートなのです。デジタルではなくあくまでアナログの手書きイーゼル、Popな彼女の文字はお客さんや商店街を道行く人たちの間でちよっとしたブームになっています。
 彼女の人柄を示すような優しい文字‥そして「そこまでよく思いつくわ‥」と感心しきりに日ごと変わる文字と様々なPopのパターン‥一日の終わり、明日に備える最後の時間帯に彼女はイーゼルに向かい行きます。そしてサラサラと黒板にペンを走らせ完成‥そんな日々の繰り返す作業になっています。

 デジタルではない温かみのあるイーゼルの文字は、街の中の喫茶店あっぷるの一つの象徴のように店頭に日々並び続けています。

■2009年07月28日(火)  閑話休題 桜工房 
 久方ぶりの「閑話休題」この前の日曜日、四国学院大学の西谷先生と共に香川県高松市にあるGuitarRepairを行う「桜工房」に出向いてきました。西谷先生がふとした事で知り合いとなり手持ちのGuitarメンテナンスを依頼した事からお付き合いが始まった様子‥今日一緒に「桜工房」へと出向いて来ました。
 歳がほぼ同じ工房長の中村篤彦さん、GuitarRepairを学ぶ学校を出た後サラリーマンに‥脱サラをして今の「桜工房」を設立‥お人柄も相まって本当に素敵な方でした。所狭しと並ぶオールドやビンテージGuitarの数々、囲まれるようにGuitarの話をする中村さんは終始笑顔‥儲かる儲からないはもう別の次元の様な笑顔‥紛れもなくきっとこの人はGuitarが大好きなんだろうな‥こちらまで幸せな気分なる笑顔とその雰囲気でした。

 好きなものに囲まれる、好きなものの傍に日常がある‥それはきっと人にとって素晴らしい程に「幸せ」な事なのかも知れません。苦労や嫌な事は当然含まれるとしても上回る様に帳消しとなる‥きっとそうなんだろうと思うのです。腕は確かな中村さん‥お人柄も相まって多くの方が滞在している間にGuitar片手に訪れていました、今月の28日四国放送で中村さんの事がテレビ放映されるとの事、昨日が一日収録であったと聞き及びました。手持ちのGibson J-160Eのピックアップ増設を依頼‥修理完成後にまた高松でお会い出来る事となっています。好きなものの近くに在るという事‥中村さんの絶えない笑顔を見ながら色々な事を考えました。

 桜工房 http://takamatu.rakurakuhp.net/

■2009年07月27日(月)  四国学院大学 前期の終わり
 今日は月曜日という事で毎週出向いている四国学院大学での講義、前期試験真っ直中という事で精神保健学は試験の実施、そして次の講義精神保健福祉援助演習は前期のまとめ的な話し合いを学生達と行いました。受け持っているのは3年生、夏8月にはそれぞれの学生に実習が控え、レポート作成そして試験勉強と多忙な様子‥何よりこれからの「進路」に対して、まだきちんと見据える事が出来ない‥そんな言葉をたくさんたくさん彼らは呟いてくれました。

 国家資格という事、そして精神保健福祉士という事‥社会福祉を「仕事」とする人生‥自分自身を省みた20歳の頃‥未来は確かに僕自身の掌にあったかと言えば甚だ怪しく、漂うように日々を過ごしていた‥それが正直な所でした。もちろんある指標に向かって進みゆくことは大切な事であったとてしても、なかなか「決められない」事も山積みされています。学生の言葉のように「自分が何に向いているのかまだ解らない‥」そうなのかも知れません。
 たまたま、どさくさでこうなってしまった「福祉」との道行き‥今だもって自分が福祉の仕事に向いているかとどうか等、解るはずもない訳です。
 
 自分に向いているものが何かは解らなくとも、自分が「好きなもの」は何かはきっと解るはず‥プラブラゴロゴロしながら夏の合間に自分自身を探して欲しいと学生達には思うばかりです。

■2009年07月26日(日)  日常の活動 色々な側面と角度
DSC02975.JPG 231×308 39K 先日あっぷるのスタッフ小西と阿部が完成したApple Sweetsを日頃から色々とお世話になっている太陽と緑の会に持参‥久しぶりの杉浦さんと延々と3時間以上も言葉を交わしたとの事でした。華やぐようににぎわう街の中の喫茶店、今年の春からの新メニューいちご大福にHamburger、そして今回のプリンやムース‥おしゃれティスとなHEARTLANDの側面は随分と拡がりを見せ始めました。その反面精神や様々な障害を持った「彼ら」をどんな風に迎え、どんな風に寄り添ってゆくのか‥本題としての役割や機能の部分‥障害者地域共同作業所の活動や歴史、HEARTLANDそのものの歴史も含め杉浦さんからの激励や叱咤‥「愛の説教部屋」でもあったとの事です。

 儲ける事、そして華やぐような事、どれもこれも大切な要素、認知され多くの市民に活動を支えてもらっている裏側で、「福祉だから成立している‥」思う人も多々あるはずの市民感覚‥ただ浮かれてゆく日々に内実の成熟はありません。かと言って「ぎりぎりの状況」提供できうる事の限界もきちんと在ります。先を歩く大きな杉浦さんの言葉は私たちの道標となります、延々と続いた杉浦さんの言葉、一つ一つを噛みしめるように二人のスタッフの日々は継続されていきます。

■2009年07月23日(木)  Apple Sweets プリン・ムース
DSC02972.JPG 308×231 41K 昨日のメンバーとの作戦会議を経て、いよいよ今日からApple SweetsVol2となるプリンとムースの販売が今日から始まりました。前回新メニューとなったHamburger同様に殆ど行き当たりばったりの試行錯誤‥かれこれ1ヶ月の試作繰り返しを経て、ようやく商品として完成‥私たちにとっても新しいメニューとなりました。籠屋町のブログにも掲載している通りプリンと言えば昔懐かしい‥そんなImage‥「みんなプリンに恋しちゃおう」とメンバーが提案してくれたキャッチコピー同様に、少しだけ幸せのお裾分け的なメッセージカードも同封されています。

 HamburgerやこうしたSweets、街の中の喫茶店であればこそ出来得た一つ一つかなとそんな風に思うのです。昨年まで活動を行ってきた北島田でも製造は出来たでしょうが、販売となるとなかなか上手くは行かなかったかな‥そんな感じです。喫茶店というスペース、お客さんとの接点‥そして商店街といったこの場所のロケーションが生まれた産物であるような気がしてなりません、それ故に「やはり喫茶店で良かった」そんな事さえも想いゆくばかりです。とにかく美味しいプリンとムースが誕生しました、ぜひ一度ご賞味下さい。

■2009年07月22日(水)  電話越しのやりとり
 先日ある人と長々と電話越しに言葉を交わし行きました。同じ四国、常に色々と交流のあるその大きな人からの話は「就労」「障害者雇用」と言うキーワードの下、随分と「ひどい話」が露呈し始めている‥故にやはりきちんとした「福祉的就労」の意味や「福祉的労働」「生活への支援」といった一つ一つを今一度再考する事を急がなければ‥そんな怒りにも似た言葉の羅列でした。

 障害者自立支援法の一つの謳い文句としての「就労」様々なサービス体系や就労機会を提供する障害者雇用施策の推進が時代の流行のように書き続けられています。勿論障害やハンデイーを抱え持つ彼らにとっては「良いこと」ではあるのですが、現実の下ではどうであるのか‥実際にはどんな風で在るのか‥その部分への検証を行う時、一筋縄では行くはずの無い現実の前提をきちんと確かめられます。
 厳しい世情、病気や病を抱えていない人でさえリストラ失業の雨嵐‥世代間扶養のシステムが既に崩壊の観ある日本の社会保障制度‥国民総生産の数値目標、この際「障害を抱え持った人たちの労働力を当てにしたい‥」表も裏も含めて様々な思惑も絡まっての障害者自立支援法の「就労」という事は自明の事でもありました。

 民間参入、そして福祉の規正緩和という事で門戸の拡がった就労への取り組み、健全に善意在る事業所があるように、単なる企業イメージアップやコマーシャルの為に「就労」を掲げ、補助金依存のみの企業や事業所が多数在る事も想像に容易いものでした。「生活支援という言葉がもう葬り去られている」その大きな人は嘆くように受話器の向こうで呟き続けました。
 あっぷるやHEARTLANDを省みて‥福祉的就労、彼らの求めるもの‥都市部と地方の二極分化がくっきりと進みゆく地域福祉の実情、再考すべき事も山積みといったところです。

■2009年07月21日(火)  ひかり協会 ケース検討会議
 今日の午後はひかり協会徳島県事務所に於いて、精神に障害を抱え持つ被害者の方々のケース会議があり出向いてきました。ひかり協会は森永ヒ素ミルク中毒により様々な障害や病を抱え持つ事となった被害者を救済するための組織‥以前勤務していた藍里病院の故石村院長がひかり協会の救済対策委員という事から、当時「相談員」の役割を担った事が協会との関わりの始まりでした。
 現在は「相談員」ではなく救済対策委員の一員として、年に数回開催される委員会への参加等の役割を持たせて頂いています。
 
 関わりの最初の頃からかれこれ15年以上、当時まだまだ若かった被害者の方々や個々のケース状況も随分と高齢化、一人一人へのケース検討項目はそれぞれであっても、事件発生時から同様に歳月を重ねてきた被害者の方々全体が抱え持つ「今」の問題は共通した事柄へとなっていきます。本人及び家族の高齢化、合併症や成人病への健康管理、そしてこれからの将来設計‥色々な角度からのケース検討、医療機関や関係機関との連絡連携‥ご本人やご家族の意向も含めながらのケース検討‥尽きることなく確認すべき事が山積みとなっています。大枠としての問題をどう捉えどう対処していくのか‥ひかり協会に限らず広く精神保健福祉領域に於ける大きな課題なのかも知れません。

■2009年07月19日(日)  阿波おどり かき氷販売
 このWEBのトップページにHome Page製作担当の柴野さんが、阿波踊りが開催されるお盆期間の「かき氷販売」のチラシを掲載してくれました。今年で数えることかれこれ5回目となるあっぷる恒例の行事‥昨年同様に今年もみんなでかき氷の販売を3日間行う予定としました。今活動を行っている街の中の喫茶店がOpenしてから6年余り、毎年にぎやかな祭囃子に包まれるようにあっぷるの前は阿波踊りの人の波に包まれ行きます。華やぐ街に響くにぎやかな祭の響き、その音に負けない程の元気な声でみんながかき氷の販売を行います。

 ミルクかけ放題で¥150円のかき氷には毎年長蛇の列、汗を流しながらみんながさばいていきます。今年は新しく購入したかき氷の製氷機やソフトクリームマシーンも鎮座‥スタンバイしながらお盆のその時を待ちます。
 今年は12日 13日 15日の3日間、喫茶店営業やSpecial Live企画も含めて準備中、詳細が決まり次第またお知らせしたいと思っています。

■2009年07月18日(土)  四国学院大学の学生 突然の来所
DSC02921.JPG 308×231 39K 今日のお昼前、昨年四国学院大学の講義を受けてくれていた2名の学生が突然街の中の喫茶店に来てくれました。懐かしい再会の時「なかなか4年生になって先生とも大学で会えないので‥」そんな嬉しい言葉と共に突然の再会となりました。学生の一人大塚さんは昨年2回に渡って街の中の喫茶店で福祉実習も体験済み‥あっぷるメンバーとも懐かしい再会ともなりました。もう一人の彼女も毎回毎回の講義を一生懸命に聴いてくれていた人‥聞けば将来の進路を精神領域に定めたとの事、故郷の倉敷に帰りNPO法人のスタッフとしてグループホーム運営の活動にと従事していくとの事‥これまた嬉しい限りです。

 あっぷるはいよいよプリンとムースの販売に向けて秒読み段階‥みんなから募集そして思案してきたプリンのネーミングは「あっプリン」に決定‥キャッチコピーは「みんなプリンに恋しょう」となりました。予定では来週の水曜日以降にいよいよ販売となっていきます、本当に美味しいプリンとムースが完成しました、ぜひぜひお楽しみに‥

■2009年07月17日(金)  ある女性メンバーのこと
 先日、長年あっぷるに通い続けてきたある女性メンバーが「あっぷるを辞めたい」との申し出があり母親と共にその相談に出向いてきました。街の中の喫茶店の看板的な彼女‥この場所に通い続けること5年以上、時折迷い体調を崩す事もしばしあったのですが、今回一度この場所を離れるとの彼女の言葉でした。彼女の言葉であるのか母親の言葉であるのか、きちんとその所在を知る由も無いのですが、あっぷるを離れ自宅敷地内の別室で一人暮らしを始めていくとの事‥苦悩に満ちた表情と選択後の言葉でした。

 公的機関のディケアに通いその後あっぷるに通所、最初は人前に立つことさえ出来なかった彼女が、5年の歳月の下、この店の看板娘にもなったそんな経緯がありました。回復すれば回復したで見えてくる「様々に新しい課題」そんな事も手伝っての事なのかも知れません。彼女に限らず人は誰しも「もっと別の場所」「もっと良き場所」を望むことには誰の許可も要るわけではありません。そうした場所が他にあれば、こちらだって何時でも幾らでも紹介出来る訳で‥そうした場所はなくそうした場所にまだ「辿り着けない」「今」がある事をどんな風に「飲み込んでゆくのか」障害の受容等と言った専門的な言葉ではなくとも、どう「折り合い」をつけていくのか‥どうもその辺りの事が彼らの回復への一番大きなキーワードではないかと思うのです。先日講演を行ってくれたYさん、彼だって何時も「こんな場所じゃないところで‥」と思っていたはず、けれど彼はその場所に行く為には「ここしか無い」とも解っていたはず‥折り合いをつけ覚悟を決めた彼の日々が「つながっていった」ように見受けられるのです。

 そして「世間の風」に吹かれるという事‥良いこともリスクも含めて「世間の風」に吹かれるという事‥社会との接点そして自分自身の「今」への照らし合わせ‥いつものように最後は何も語らず、困惑した表情のままの彼女やご家族の方を、ただ見送るだけの寂しい結末となりました。

■2009年07月16日(木)  Apple Sweets 間もなく販売
DSC02914.JPG 308×231 33K 何度もこのページで書き記しているApple Sweetsが間もなく販売となっていきます。今日は販売開始に向けた最後の試作作り、今流行のキャラメルソースをかけたPuddingとチョコ・抹茶の2種類のムース、Takeout出来る箱や瓶等の小物も揃い、いよいよ来週辺りには販売となりそうです。興味のあるメンバーはプリンSweets担当として少しだけドキドキを含んでその日を待つこととなります。
 メンバー・スタッフ全員で試食‥そしてキャッチコピーや商品にふさわしいネーミングへの思案‥「創り上げてゆく」事にそれぞれがそれぞれの役割を担っていきます。販促のチラシに載せるキャッチコピーの言葉も明日には決定‥いよいよといった感じになってきました。

 気がつくともうしっかりと7月も中盤‥喫茶店の壁にはお盆阿波踊り期間の「かき氷」販売のポスターも‥プリンとムースに追われる連日、試食ばかりでみんな太り気味の夏‥最後の整いを済ませ一気に「減量」体制へと進んでいきたいと思っています。(このままでは糖尿病メタボ気味なので‥)

■2009年07月14日(火)  Apple Sweets Vol2 Coming Soon
DSC02880.JPG 308×231 28K Apple Sweets Vol2となるプリン・ムースが間もなく完成を迎えます。試行錯誤する事Hamburger同様にかれこれ1ヶ月‥失敗や試作を繰り返しながらようやく完成、いよいよ販売に向けての最終段階となってきました。プリンやムースに限らず、何でも一見簡単そうに見える事もなかなか奥深く、きちんとした形に辿り着くまでには、それなりの時間や労力を有するという事かも知れません。
 
 Sweetsの包装資材となるカップも到着、販売促進のためのチラシもいよいよ完成間近‥夏を前に美味しいあっぷるの新メニュー誕生となりそうです。プリンやムース(Take Out OK)に併せて今流行の「氷カフェ」も始まってゆきます。氷カフェは3種類(コーヒー・いちご・抹茶)これまた夏にふさわしい新メニューとなりそうです。メンバーとも最終的な打合せを行い、来週辺りにはスタートの予定にしたいと思っています。ご期待下さい。

■2009年07月13日(月)  あの頃の僕は‥続編
 先週の土曜日に開いた講演会「あの頃の僕は‥」長い時間共に歩み続けた彼の言葉の一つ一つが大きな余韻として今も胸に響き行きます。本当に何一つ無かったHEARTLANDの始まり‥そこに「夢」を紡ごうとした幾重もの人たち‥意図した事は何一つなく行き先は全て空に任せたような日々‥迎える私たち、そして集いゆく彼ら、共に進もうとした時間達‥そこには確かに「人」と「想い」が在りました。
 
 あれから流れた13年もの歳月、何かに突き動かされるよう転がり続けた日々、想いをつなぎとめてくれた彼の言葉をあらためて聞く今‥心洗われるような感激に包み込まれていきます。あの頃より随分とにぎやかになったHEARTLAND、華やぐ街の中の喫茶店の片隅になかなか上手く行くことの出来ない日常、様々な事柄を含みゆく「今」にあっても「彼」の言葉は確かなナビゲーターとして私たちの未来を照らし行きます。同じようにまた幾年もの歳月が流れ、互いに歳を取り合った日向の縁側で、ゆっくりとゆっくりと「彼」と言葉を交わし行く‥そんな事を夢見ながら進んでいきたいと思ってもいます。 

■2009年07月11日(土)  あの頃の僕は‥
DSC02868.JPG 308×231 34K 今日は午後に街の中の喫茶店の営業を早々と店じまい、遠い昔始まりの頃のオリジナルあっぷるメンバーのYさんの特別講演会を開きました。何一つ無かったHEARTLANDの始まりの頃、まだ入院中にあった彼は、かすかに見えたHEARTLANDを希望の灯火のように見つめていました。

 あれから時が流れることかれこれ13年、こうした場所のこうした時間の中、「彼」と一緒に在ることを特別な事として嬉しく思えるのです。退院後自宅に帰った彼の今は、近くの授産施設に通う毎日、穏やかに人柄から語られるその言葉たちは「優しさ」に満ちあふれた奥深いものでした。「未来への準備期間」と呟いたHEARTLANDと彼自身の存在‥一生懸命耳を澄ますように聞いていた今のメンバーにとっても、とても大きな意味在る時間ともなりました。

 時が流れても一瞬であの頃に帰ってゆける‥互いの「しんどさ」への共感が在ったからこそ微笑み会える‥語り行く「彼」の「今」に何か崇高な「人生」を感じ行きます。また「彼」の言葉を聞く‥そんな時間を用意できればと思うばかりです。頑張り続けるあっぷるのメンバーに素敵なエールも贈ってくれた「彼」‥感謝の気持ちで一杯の午後となりました。

■2009年07月10日(金)  八万中学生 職場体験
DSC02847.JPG 308×231 40K 徳島市内にある八万中学校の中学生4名が2日間に渡る「職場体験」として街の中の喫茶店に来てくれました。どのような経緯でこの場所での職場体験となったのか解りませんが、若き日々のこうした「機会」が将来何処かで何かの役に立ってもらえれば、それはそれで嬉しい事でもあります。

 障害や病、様々なハンデイーを抱え持った人たちが、私たちの暮らし行く街に在るという事‥こうした場所がこの街にもあるという事‥私たちの日常近くに「彼ら」が在るという事‥その事に気づく事だけでも大きな意味があるように思えてなりません。「関心を寄せる」という事、何かをきっかけにして「身近な問題」として見つめ行くこと‥そこに大きな意味が生じていくはずです。中学3年生の多感な時期、まだまだ真っ白であろう心のキャンパス‥2日の間に見たり聞いたりした事が、小さな一つのきっかけになっていってくれればと願います。

■2009年07月09日(木)  給料ミーティング 所信表明
 昨日は月初めの水曜日という事で恒例の「給料ミーティング」を朝から行いました。「しんどさ」に包まれての日々にあって、なかなか上向きの矢印を描けないままの日々‥日常の空気感は退所した女性メンバーの影響もあって、なかなかに重たいまま‥そんな空気感を「よいしょ」と払拭させてゆく‥そんな決意表明とも所信表明とも呼べるようなミーティングを朝から行いました。
 
 しんどさとは裏腹に連日満席の街の中の喫茶店‥常連に限らず初めてお弁当を買ってくださる多数の市民の方々、喫茶店に立ち寄って下さるこれまた多くの方々‥それぞれが抱え持つ「しんどさ」はきちんと解り合う努力は必要であったとしても、自分以外のそうした状況にどう寄り添い照らし合わされてゆくのか‥私たちのとてもとても大切な「命題」ではないかと思えるのです。

 しんどさをそして私たちの事を解って欲しい‥権利を語るなら果たさなければならない「義務」や「責務」がそこにはあるはずです。それぞれの病やそれぞれの障害‥それぞれがそれぞれに果たしうる事の出来る「責任」を果たして行く‥シンプルにそして当たり前に必要な事であるはずです。
 「どれ位あっぷるで給料があればていい‥」「その為にはどんな風に考えていけばいい…」個々の言葉を棚上げし現実に照らし合わせてゆく‥またそんな作業の繰り返しから再生へとつなげていきたいと思います。

■2009年07月07日(火)  退院促進事業 支援員さん来所
 徳島保健所にて今年度も実施される「退院促進支援事業」その事業に今年度従事する支援員さん7名の方々が前田保健師さんと共に街の中の喫茶店に来て下さいました。スタッフよりHEARTLANDの活動説明、現状の課題なども織り交ぜ、短い時間ではあったのですがこの場所の説明を行わさせて頂きました。

 厳しい福祉医療状況や費用対効果の問題、そして何より置き去りにされたままの「脱施設化への検証」と様々な事柄は山積みされたまま‥ステレオタイプの正論は役に立たないと知りつつも、方法論を論じゆく前に前提への「省み」が必要な事は言うまでもありません。何が問題であったのか‥といった単純な所在探しだけでは、なかなか「精神障害者の長期入院」の問題は片づいていきません。処遇の歴史的変遷、社会構造全体の問題、そして保安処分‥様々な角度から見つめていく省みを行った上での方法論でなければ、おそらく何の意味も為してはいかないはずです。

 徳島保健所での退院促進支援事業、来る8月からの実務者会議等へ昨年同様参加させて頂く予定となっています、「訳」の検証‥「人の在り方」命題はいつも変わらぬままの事です。

■2009年07月05日(日)  懐かしい「彼」との再会
 診察の帰り懐かしい「彼」が街の中の喫茶店に来てくれました。県南の阿南市に在住の「彼」は徳島市内の精神科医療機関に定期的に通院、その帰り道にバイクで時折喫茶店に‥久しぶりの彼との再会となりました。

 「彼」との出会いはHEARTLANDの始まりの時に遡ります。まだまだ自分自身の人生さえも定まらずもがくように呼吸を繰り返していた「彼」は、HEARTLAND近くの精神病院に入院中でもありました。HEARTLANDの始まりに向けた準備会議に毎回参加、賃貸契約を終えた北島田のCOOKING HOUSEに毎日参加、かすかではあっても確かに輝くように見えたHEARTLANDの立ち上げに「彼」は自分自身の未来を賭けたのかも知れません。「自分が次の場所に行く為にはこのHEARTLANDしかない」そんな「彼」の覚悟とも呼べる立ち姿は鮮明なまでに印象的なものでした。

 「しんどくても夢があった」あれから13年の歳月が流れた「今」喫茶店で向かい合う「彼」がそんな風に呟きます。やがて退院‥自宅に帰っての今日までの日々‥「彼」に限らずこんな風な幾つかの人生と未来がHEARTLAND始まりの背中を押してくれました。来週の土曜日「彼」を囲んでの時間を用意する事としました、今あっぷるに通い続けているメンバーを前にしての講演会企画、あの頃の「空気」を彼に語ってもらう事としました。「何一つ無かった時代‥繋ぎ止めていたのは夢だけだったあの頃」リアリティーのある言葉達が今あっぷるに通う多くのメンバーの心に響き行けばと願います。

 Yさん講演会 日時 平成21年7月11日 土曜日 午後2時〜 場所 街の中の喫茶店あっぷる 参加は自由

■2009年07月04日(土)  Apple Sweets Vol2 続編
 いよいよと言うか相変わらずの成り行きと言うか‥Apple Sweets Vol2 の完成?が間近になって来ました。種明かしは既に行っているのですが、Vol2となる美味しい美味しいSweetsは今回は手作りのプリンとムース、ムースはココアベースのものと抹茶ベースの2種類、前回のいちご大福同様に「お持ち帰り」Takeout可能な形での販売を今のところ計画しています。

 女性メンバーが多数のあっぷる、今回企画中のプリンやムースは彼女たちにも大好評‥試作品が完成へと向かう連日‥自らの希望も手伝い「プリン担当」と任命された中心の2名のメンバーがその製造に真剣に取り組んでいます。収益の増加という事は大切な命題ではあるのですが、新しい事柄に向かい合い眺め行く時、新しい「風」のようなものが吹き渡ります。社会の風や世間の風と「接点」のある街の中の喫茶店、様々な工夫を凝らしてもこの場所の空気感が停滞する事も往々にしてあります。新しい取り組み、それをみんなで眺め形につないでゆく事‥その過程の中に様々な事を私たち自身が何より「想い行く」のです。もうあと数日の試作‥Apple Sweets Vol2の販売もいよいよ間近です。
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■2009年07月02日(木)  Apple Sweets Vol2
DSC02799.JPG 231×308 33K 決して秘かな企みでもないのですがApple Sweets Vol2の準備が水面下(?)で進められています。今年の3月にどさくさのままに販売を始めた「いちご大福」が多くの方々に大好評、棚からぼた餅ではなく棚からいちご大福の観をなした春‥Sweets Vol2を期待する多くの方々がありました。ところがHEARTLAND得意の「行き当たりばったり」で何故かHamburgerが先決事項として急浮上‥これまたどさくさの中に完成を見たものの、多くの方々やメディアから絶賛される「美味しいHamburger」の完成となってしまいました。

 そして今回の企画はプリンとムース‥販売までもう少し試作の繰り返しや周辺準備が必要なのですが、随分と販売に向けて進んできた今日この頃‥来週辺りには広報活動も含めて新しいメニューとなるSweets Vol2となりそうな気配です。市場原理に基づけばきちんとした事前リサーチや徹底した原価計算に裏付けられた販売戦略が練り上げられていくのでしょうが‥そこはHEARTLAND得意のそこそこに、楽しい事や新しい事、そして少しドキドキする事を散りばめてゆく‥活動の転がりや活性化、そして何より新しい出来事をきっかけとして、新しい人がこの場所に一人でも多く訪れて下さる機会の創設‥そんな意味合いも含まれてのもの、もう間もなくApple Sweets Vol2 ご期待下さい。

■2009年07月01日(水)  今日から7月 夏をめざして
今日で6月も終わり、早いものでもう眩しい程の夏と7月が間近になってきました。夏へまっしぐらと華やぐ季節に同席しながら、あっぷるにあってはなかなか「大変な」日々も連続していきます。お弁当作りや喫茶店での業務、一日を終えてゆく作業の中にあってメンバーとのやりとりもあれこれ‥終日活動に参加出来ないメンバーも多数‥それぞれの「個」がそれぞれの「訳」を抱えていたとしても、ある部分「仕事」としての責任をどう果たし行けばよいのか‥たくさんの課題が山積みされていきます。
 
 今朝の徳島新聞朝刊に県下施設の「工賃」が倍増してきた‥そんな記事が掲載されていました。今般の障害者自立支援法も大きなキーワードとして「就労」や「工賃増額」といった文字が踊り行きます。「誰だってたくさんのお金が欲しい」というリアリティー、その片方で「工賃」とは銘打っているものの、その実態とは本当に何であるのか‥世間の風・社会の風がなかなか渡りゆかない施設や保管完結された取り組みに於いて、収益が上がったとする根拠性‥社会との接点を持ち得た産物とはとても思えない実情は想像に容易いものでもあります。
 福祉的就労の定義は様々であったとしても、それが障害や病・ハンデイーを抱え持った人たちの「人権」に配慮したものである事は言うまでもありません。社会との接点、そして福祉施設自体が抱え持つ「矛盾」社会の中にあっても「普通」ではないという側面‥単純な工賃増額が「幸せになってゆくこと」の全てでは無い‥まだまだ一つ一つの謎解きを私たちは何をさて置いても行っていかなければならない…そんな風にも思い行くのです。

 いつだって反論めいた話は気安く他人事として行う事が出来ます、じゃあHEARTLANDではどうなんだ‥自問自答の中、また来る新しい夏をめざしてみんなと議論を交わしていきたいと思っています。

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